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2011年2月11日 (金)

播磨 有安城跡(兵庫県三木市)

城跡は兵庫県三木市吉川町有安にあって、三田市から三木市、あるいは小野市に多く見受けられる、典型的な丘城と呼べるものであり低丘陵上に位置している。城史に関しては渡瀬源七朗の居城が伝わっており、渡瀬城(まだ未訪)を本城とした場合、こちらは出城と伝わっている様である。

城跡を訪れるには、中国自動車道を利用した場合は「吉川」ICが最寄の乗降口となるが、降りて直ぐに県道17号に合流して西進すれば、城跡までは10分とかからない距離にある。ルート図を参考にそのに赤ラインを辿れば、迷わず城跡進入口までは辿り着けるとは思われるが、車は墓参用、あるいは神社参拝用の駐車場に預ければ良いとは思われる、ただこの空き地が駐車場なのかどうかは確信が持てないでいるので、訪れた方が自己責任において駐車すれば問題はないとは思われる。ここから参拝道に任せて上れば、5分とかからず西郭(主郭と見受けられるが、、)までは辿り着けるだろう。

1_1 登城ルート

4 城跡進入路

1_2 城跡概念図

城跡の形態はほぼ概念図に示した通りと思って頂いても良いとは思われるが、それは山上に展開される主要郭のみであり、その周囲斜面のほとんどが冬季(一月)においても密生する竹林雑木藪地として、遺構の判別確認及び踏破にも困難を来たす状況となっており、その全貌までは把握しきれなかった。特に西郭の北側には、斜面に重なり合う多くの郭跡が見て取れたが、倒竹あるいは雑木に阻まれて、とても探索踏破する気にはなれなかった。概念図に示したまでが今回個人的に踏破した範囲であり、目に留まった遺構と言う事になるのだが、縄張りは更に北側に広がっている様にも窺われたのである(推察)。ただ現状の大味な縄張りから推察する限り、未踏地に多くの期待は望めそうには思えなかったが、、、

15 西郭虎口へ

16_nisikaku_1 西郭の片隅

18_nisikaku_heki_1 西郭の鋭角な切岸見所

21_horikiri 西郭の堀切(土橋付き)見所

26_higasikaku_2 東郭

28_higasi_horikiri_2 東端の堀切見所

この城跡の見所を挙げれば二本の堀切と、東西における広大な郭跡、更に両郭跡の切岸と言う事にはなるが、全体的に切岸斜面、あるいは郭跡にも多くの草木が蔓延っており、傍まで寄れば切岸の醍醐味には直接触れる事が出来るが、見通しが利き難い為に郭跡に佇んだ時の臨場感までは味わえないのが現実でもある。個人的には遺構が消失しているケースの多い住宅地が直ぐ傍まで迫る丘城には、残存遺構としても縄張り妙味にも出来るだけ期待はせずに訪れる様にはしているが、ここまで大型の城跡とは思っていなかった事、縄張りとして堀切が施されていた事、土塁の痕跡、土塁虎口らしき痕跡、鋭角な切岸跡と、取り合えず良い意味で期待はずれに終わった事もあり、訪れた値打ちはあったものと充分な満足感に浸る事は出来た。まだ未訪でこれから訪れる用意のあった方には、圧倒的お手軽感を含めなくとも、充分訪問をお薦め出来る値打ちのある城跡と目には映ったのである。

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