« 吹出城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 北端の穂坪城まで繋がる城砦群か 鴨野城跡(兵庫県丹波市) »

2011年2月25日 (金)

木戸山城跡(兵庫県丹波市)

城跡は兵庫県丹波市氷上町長野あるいは柿柴にあって、ほぼ単独で聳える小山の山上に位置しており、現在その山上主郭には小さな祠が祀られている。個人的にこの山城に関しては、城跡としての認識は全くなかったが、今回丹波を中心に山城巡りをされている熱心な山城ファンの方から頂いた紹介情報によって、早速この地を訪ねてみる事になった。今回のリポートでは地元の方に接触する事が叶わず、城跡としての情報を仕入れる事は一切出来なかったが、自身が踏破し遺構を目で確認した上で、充分信頼に値する山城情報として確信が持てた事から、早速その現況を報告させて頂く事になった。

城跡を京阪神側から訪れるには国道176号へ進入する事が先決となるが、県道7号を経由すれば「氷上」の信号で78号へ左折進路変更、後はルート図を辿れば難なく付近までは辿り着けるとは思われる(既にリポート掲載を終えた丹波霧山城を起点とすれば分かり易い)。78号の三叉路から入山口は直ぐ目に留まるが、この参拝登山道を利用して上れば、5分程度で迷わず山上までは到達可能となっている。

1_1 登城ルート

5 参拝登山口

3kido 城跡概念図

この山城の形態は、シンプルが故にほぼ概念図に近いものと思って頂いても差し支えはなさそうであるが、非常に小規模なものでもある。突出した形の山上主郭は、神社敷地として近年造成整地された形跡が窺われるが、ほぼ郭跡を転用したものとして、当時の祖形は失われていないと見て良いのかも知れない。現状(二月)主郭を除けばその斜面上には相当低草木が蔓延り、小郭などの全体像を窺うには困難な状況となっているが、斜面を上り下りして歩き回れば、何とか狭い範囲の縄張りは把握出来そうには思われた。少ない遺構群にあっては縦堀にも見える(上り空堀道)地形、更にそれに付随する土塁虎口跡郭切岸跡と、何とか目は楽しませてくれるものとなっているが、他で見応えのある遺構に巡り合う事は叶わなかった。仮にこの地を砦(出郭)とすれば、山上には必ず詰城の存在があるものと思われ、更に北山上を目指して上った(比高70m近くまで)が、明確にそれと分かる削平地は窺われたものの、堀切などの様に判別し易い遺構は全く目には留まらなかった。個人的に見た限りでは、露岩を取り込んで形成された山上削平地を含めたものが、木戸山城の本質とも感じられたのだが、少しこの山城を過大評価したものかも分からない、、、、

8 山上へ

10_sanjyou_kaku_1 主郭内の現状

12_kirikisi 切岸跡

14_nisi_obi 西帯郭

20_dorui_koguti 土塁虎口跡見所

23_shukaku_gawa 北郭より主郭側

22_sakuheiti_1 北郭群

城跡を個人的に評価すれば、縄張り妙味は全く感じられないが、砦としての佇まいはとても素晴らしいものと思えた事から、既に城跡として認識があった方の為の所在地の確認、あるいはこれから臨まれる方への現況報告として、今回のリポートが少しでもお役に立てたのであれば、それで良しといった処か、、、

« 吹出城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 北端の穂坪城まで繋がる城砦群か 鴨野城跡(兵庫県丹波市) »

兵庫県の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/38777954

この記事へのトラックバック一覧です: 木戸山城跡(兵庫県丹波市):

« 吹出城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 北端の穂坪城まで繋がる城砦群か 鴨野城跡(兵庫県丹波市) »

無料ブログはココログ