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2011年2月15日 (火)

西安田城跡(兵庫県多可郡)

城跡は兵庫県多可郡多可町中区西安田にあって、標高194mの低山山上に位置している。集落を挟んで西側の山頂に位置する霞ヶ城(森本城)との関連性は充分窺えようが、城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、スタート地点によって様々な訪問ルートが考えられるが、取り合えず国道427号へ進入する事が先決、もちろん先にリポート掲載に及んだ霞ヶ城を起点とすれば、その位置はルート図を見て頂ければ直ぐに分かるものとは思われる。直登取り付き地点はルート図あるいは画像を載せた付近で、疎水を飛び越えて山裾にある巨大な岩盤の左手側を回り込む形で上り始めれば良いだろう。道中は全体的に藪漕ぎまでには至っておらず、中腹にある開閉フェンスを通過すれば、15分程度(直登口より)で主郭へは到達可能である。

1route 登城ルート

5 直登取り付き口

現状(一月)山上郭群の全域が低いシダで覆われており、郭内部の僅かな起伏までは読み取る事が出来ず、地形から遺構の判別確認は困難を極める状況となっている。お陰で山上に展開される郭群の境界も切岸も見極める事が出来ず、最後まで郭構成は把握出来ずに終わったしまったが、地形から判断し易い堀切なども一切眼には留まらなかった。安普請で築かれた縄張りプランから考えても、最初から堀切などは施されていなかったとも言えるが、、、 その中で一番城跡らしく感じられた箇所は、登り始めて最初に出くわす南先端部にある約30m規模の削平地で、相当荒れ放題の様相となっているが、明らかに街道筋に目を光らしたと思え、砦の風情が今でも充分漂っている。尚、画像は載せたが、山上東郭の東端には朽ち果てる寸前の小さな祠があり、近年までは山上に通じる参拝登山道があったのかも知れない、、、

7_minami_sentankaku_2 南先端郭

12_minamikaku 東郭の現状

16_shukaku 主郭の現状

18_kita_dankaku 北小郭

城跡を個人的に評価すれば、現在の状況を考えればとてもお薦め出来る山城とは言えないが、山登りを苦ともしないマニアックな山城ファンの方にだけは、残存遺構の期待は捨てて臨み、山城としての風情を味わう程度の訪城と割り切れば、何とか面目は保たれる様な気はするのである。今回の訪城リポートに関しては、無名に近い山城を訪ねる「山城賛歌」の趣旨として、訪問した以上現況報告をしない訳にはいかなかった、と考えて頂いても良いだろう。

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