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2011年1月 6日 (木)

池ノ内城跡(京都府南丹市)

城跡は京都府南丹市八木町池ノ内にあって、集落の北西背後に聳える低山山上に位置している。下山時には麓で偶然出くわした城山所有者から話しを伺う事は出来たが、城跡としての認識はほとんど無きに等しいものであり、城史に関しての情報も皆無に近いものとなっている。

1route 登城ルート

5_2  入山進入経路

3 城跡概念図

現状(12月)自分の見た限り、眼にする事の出来る当時の遺構は、郭を形成する切岸と削平地のみといった処であり、砦規模の小さな山城である事からも、縄張りは掴み易いが、堀切などの様に見応えのある遺構は全く期待出来そうにはなかった。形態としては狼煙台程度の規模の主郭に帯郭(三段程度)が付随したものであり、その明瞭とも言える郭切岸は、堆積物のせいもあってなのか高低差は余り見受けられなかった。主郭内部には人為的とも思える列石が目に留まったが、露岩を利用して櫓台として機能させていたものかも知れない(推察)。城山所有者には「過去も現在もほとんど山には踏み入っていない」と聞くに及んだが、その自然任せの手付かずの遺構は、当時のままが現在に至ったものの様にも窺えたのである。よって遺構としての見応えには随分欠けるが、史跡としての値打ちは決して下がらないものと自分の目には映ったのである。

11_obi_dan 北側の帯郭

11_obi_dan_2 最下段の帯郭と切岸

17_sizen_retuseki 主郭の露岩列石

12 東帯郭

城跡を個人的に評価すれば、見応えのある遺構は皆無に近いとあって、丹波地方の山城に興味のある方にとっての所在地確認及び現況報告、あるいは今回のリポートで初めてこの山城の存在を知り得た方の為に、少しでもこの情報が役に立ったのであれば良しとしたい処か、、、、

城跡を訪れるには、ルート図の如く国道9号「吉富」の信号より西進して池ノ内集落を目指せば良いが、入山口となる付近の詳細は概念図には示した。目印としたビニールハウスの脇から山道(倒木、倒竹が多い)を利用して谷状地形の奥まで入り、適当な箇所から右手斜面に取り付いて上れば、藪漕ぎも無く15分程度で山上へ到達出来る筈である。

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コメント

TAKU様 新年明けましておめでとうございます。
昨年も多くの山城の紹介ありがとうございました。
メールの方は現在使えなくなっているのでしょうか?
昨日は大阪府の上赤坂城と烏帽子形城に訪城しました。
上赤坂城の横堀は戦国期の何時頃に
誰の手によって作られたのかが疑問で、
烏帽子形城は空堀群が凄い城でした。
烏帽子形城は中世城郭というより
織豊期から発展した、ほぼ近代城郭により近い
過渡期の城と感じました。
本年もよろしくお願い致します

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