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2011年1月16日 (日)

豪快な畝状空堀群が未だ健在 宇谷城跡(京都府舞鶴市)

城跡は京都府舞鶴市桑飼上にあって、由良川橋の南正面となる低丘陵の最高所に位置している。当時一色氏の家臣でもあった飯田河内守の居城が伝わるが詳細は不明

この城跡の魅力であり山城としての醍醐味が最も感じられる部分は、タイトルにも付けた様に状空堀群に尽きるが、山上本郭群の南斜面全域に渡って施されているものであり、その空堀(縦堀)が刻まれた様相は、まるで迷路の様にも窺え、一部は横堀と受け土塁も絡めており、非常に技巧を感じるものとなっている。空堀の一部は現在でもそれなりに深さも保持しており、全体的には下草や低草木に覆われているが、外見から全体像が窺える箇所(画像に注目)もある事から、遺構の見応えや醍醐味は充分感じられる筈である。とりあえず概念図に示したまでが自分の目に留まった遺構群と言う事になるが、南麓に向かうほど藪化は激しく踏破確認も困難を極め、外見からその全容を窺う事は到底出来そうにはなかったが、残された空堀遺構も決してこれだけに終わるものではないだろう、、、、

1_2 登城ルート

4_1 進入口

1_3 城跡概念図

他での見所遺構としては山上本郭群の東、西に備わる堀切が挙げられるが、特に西側に施された堀切の片側が縦堀となって谷状地形に落ち込む様は、正に圧巻とも呼べる様相を呈している。もちろん畝堀と並んで城跡中一番醍醐味が感じられる部分なので、絶対に見逃してはならない。

現状(12月)城跡としては、畝堀の備わる斜面上は下草や雑木で全て覆われている状況にあるが、全体的に見ればかつての参拝登山道が主郭まで繋がっている事から、郭内部は藪化までには至っておらず、主要三郭で形成された本郭群は郭移動もし易い状況となっており、比較的見学し易い山城と言えそうには感じられた。個人的に城跡を評価すれば、縄張りもさほど広域に渡っておらず、小ぶりに近い城跡ではあるが、堀切も含んだ空堀遺構は縄張り妙味に富んだものであり、10分内で主郭まで到達可能な圧倒的お手軽感を含めなくとも、決して期待は裏切らない是非お薦め出来る城跡と自分の目には映ったのである。

16_nisi_shukaku_heki 西郭より主郭切岸

17_shukaku 主郭内

26_minami_une_1

36_une_yoko_tatebori_1畝状空堀群の一部見所

35_nisi_unebori 豪快な三連の縦堀見所

30_nisi_daihorikiri 31_daihorikiri_tatebori西大堀切見所

37_seitan_horikiri_3

西端堀切見所

35_toutan_horikiri_dorui_2 東端堀切見所

城跡を訪れるには、ルート図からは直ぐお分かり頂けるとは思われるが、国道175号より由良川橋を渡れば、その正面に望まれる丘陵が城跡となるので位置確認は容易い筈である。道路沿いからも直ぐに窺える山道(概念図と画像参考)から、規模の大きい広い削平地(当時の郭跡か)を通過して山上を目指せば、迷わず主郭までは到達出来るが、東に備わる堀切側からはかつての参拝道が通じていた様なので、探せば正規の入山口が見つけられるかも知れない。

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