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2011年1月10日 (月)

引地城跡(京都府福知山市)

城跡は京都府福知山市大江町南有路にあって、既にリポート掲載を終えた北有路城とは、由良川を隔てた南東対岸の丘陵上に位置している。更にこの引地城の北東側の山頂104mの地点には呼応する形で南有路城が存在するが、この山城のリポートは後で掲載予定。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには北有路城を起点とすればその位置は分かり易いが、ルート図の如く国道175号を走り、北有路城の山塊を背にして「大雲橋」を渡り、県道55号へ合流する訪問ルートが一番分かり易いとは思われる。橋を渡れば左手に見えてくる低丘陵が城跡でもあるので位置確認は容易く、道路沿いにある祠参拝用の登城口(画像に注目)から上れば、直ぐにでも便宜上の北郭が迎えてくれる筈である。

1route 登城ルート

7 登城口

3hik 城跡概念図

城跡はほぼ独立した低丘陵上の全てが縄張りと見受けられ、総全長は百mには軽く達するものでもあり、その形態はほぼ概念図に示した通りと思って頂いても良いとは思われる。ただ主郭の一部を含めて西側一帯は低草木に一面が覆われており、遺構の踏破確認は不能となっているので、残された遺構も図中に示した限りではなく、郭形状などは踏破確認可能な範囲内での、一部推察を含めたものとは思って頂きたい。現状城域の南北は宅地造成、あるいは道路造成によって明らかに消失した部分(いきなり郭跡が削り落とされている)が見受けられ、自ずと城跡における当時の縄張りは見学者の想像に委ねられる事になる。城跡に薬研堀などの様なインパクトのある遺構は望めないが、土塁の付随する空堀跡(僅かに)、堀切あるいは虎口の様にも窺える空堀地形、切岸跡、縦堀(外見から目に留まったものだけ)などは、充分見所として挙げても良さそうには思われた。

9_kitakaku 北郭の現状

10_naka_karabori 中郭

15_shukaku 残念な主郭の現状

22_higasi_karabori_dorui 22_higasi_karabori_dorui_3 土塁、空堀見所

17_minami1 南郭1

24_minamikaku_kirikisi 南郭の切岸と僅かな土塁空堀跡

城跡を個人的に評価すれば、道路から直ぐに到達可能な圧倒的お手軽感を考えれば、充分お薦めの城跡と言う事にはなるが、この時期(12月)においても下草が蔓延り(特に主郭と中、北郭)、更に間伐後に放置された木々の為に遺構見学はし辛く、状態が良いものとは決して言えないので、この後で訪れる事になった隣接する南有路城と併せた同日訪問とすれば、何とか充実した山城巡りとなりそうには思えたのである。

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