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2011年1月14日 (金)

園部高山城跡(京都府南丹市)

城跡は京都府南丹市園部町船岡にあって、ルート図からお分かり頂ける様に、既にリポート掲載を終えた藁無城跡の直ぐ東側に隣接する、標高378m(比高230m)の高山山頂に位置している。室町時代に成立した城跡と聞くに及んだが、地元郷土史に載せられる程度の山城でもあり、城史に関しての詳細は不明である。

1route_2 登城ルート及び城跡概念図

7 入山口

11_suwayamajyou_1 鉄塔より諏訪山城

この城跡に関しては、諏訪山城あるいは藁無城の築城環境、あるいは地形図(山頂が広い)から考慮した上で、山城としての立地条件は充分満たしていた事から、個人的には気の向くままの見当だけ付けての登山になった訳ではあるが、結果的に山上では城跡と断言出来そうにも思われた広大な削平地(数百mにも及ぶ広大な平坦地形)、郭境における僅かな土塁跡(直線的な仕切り土塁)、郭外壁随所における切岸跡と遭遇する事が叶えられた。その結果、下山後においてのリサーチや外部情報によって、やっと呼称の付いた城山である事の確証は得られたが、城跡遺構としての醍醐味や見応えを感じられるまでには至れなかった。ただ古い形態の山城である事からも、充分山城ロマンに浸る事は出来たが、、、

城跡の形態としては、山上主郭は広大な規模を誇り、ほぼ単郭で成立したものと目に映ったが、先に触れた様に現状では僅かな土塁跡、郭外壁における一部の切岸跡が唯一城跡を物語るものでもある。現状(12月)山上郭は全域にかけて凸凹地形となっており、地表風化には激しいものがあり、自ずと山上郭においては、僅かな地形の変化(段差)から郭構成までを判別出来る状況にはないが、冬枯れして比較的見通しの利く広大な郭跡(削平地)に佇めば、臨場感だけは充分味わう事が出来るだろう。

20_shukaku_3 広大な山上主郭

21_dorui_heki 僅かな土塁跡見所

26_shukaku_kado 切岸跡

24_rogan_retuseki_1 列石に見える露岩

城跡を訪れるには、諏訪山城跡あるいは藁無城跡を起点とすれば分かり易いので、城跡までの訪問ルートは今回割愛させて頂くが、藁無城跡直ぐ東側のルート図に示した鉄塔メンテナンス道入り口が訪城における入山口(画像に注目)となる。個人的には公民館に車を預けてのスタートとなったが、この付近に車の駐車スペースは充分確保出来そうには思われた。ここから道に従ってメンテナンス道を上り切れば、迷わず送電鉄塔までは辿り着けるが、そこからは諏訪山城、太鼓山城、あるいは園部の中心部まで見渡せる景色が堪能出来るだろう。城跡へはそこから更に北に向いて比較的木々の少ない緩い連続傾斜尾根(削平地とも窺えるもの)を上る事になるが、入山口より約20分で広大な山上主郭が迎えてくれる筈である。

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