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2011年1月24日 (月)

友尾山城跡(兵庫県西脇市)

この山城は、つい最近山城ファンの方から頂戴した情報によれば、「小規模な山上郭の周囲に石垣跡が残存していた」と言った事から、以前から興味も山城跡としての認識もあった事、あるいは何れ訪れるつもりでいた事も重なって、今回は久し振りの播磨地方への山城巡りとなった。

城跡は兵庫県西脇市黒田庄町喜多にあって、西脇コミュニケーションセンターの東背後に聳える標高約300mの山頂に位置しているが、南北に鞍部を挟んでほぼ並んだ峰のどちらが地図上の友尾山なのかは現状分からずにいる。実際に訪れた限りでは、便宜上の南郭(削平地のみ)の方が規模で勝るが、今回は最高所にある事から北郭を便宜上主郭とした。どちらにしても本来は南北二郭で成立したとも窺える山城なので、議論するまでには及ばないとは思えるが、、、

1route 登城ルート

4_enbou_3 城跡遠望

8nyuuzanguti 入山口

3n 城跡概念図

城跡を訪れるには「西脇コミュニケーションセンター」を目印として目指せば、その入山口は直ぐ分かるとは思われるが、センター大駐車場の横(南)からルート図に示した様に、電波施設のある山上郭まではメンテナンス登山道が繋がっているので、目指す山頂までは迷わず到達可能な状況となっている。ただこの登山道は相当な激斜面(ロープ付き)となっているので、山上まで到達するには約25分程度要す事を是非頭に入れて臨んで頂きたい。

訪問結果としては、小規模な山上(北郭)郭の周囲には確かに石垣跡が見止められたが、現在この郭転用地は、電波施設の敷地として造成整地されており、当然一部の石垣跡は積み直しが窺えるものでもある。しかし基底部に残されたものは当時のままの石垣跡の様に自分の目には映ったのである。この山城に関しては既に調査は行われたものと聞いたが、その実態報告までは知る術も無く(センターに勤務される方も認識のない山城)、実際の城域も残された遺構も現状はっきりとは分からないが、他では鞍部に堀切跡らしき地形(メンテナンス道として埋められた痕跡と僅かに縦堀地形)だけは目に留まった。もちろん遺構としての断定は出来ないが、、、確証も得られず。

14_sanjyou_kaku_3 北山上郭の現状

16_houksei_isi 20_isi_1 石垣跡

24_minami_sanjyoukaku_1 南山上郭の現状

南郭へは鞍部より南側の逆方向に上れば良いが、こちらは先に触れた様に広い削平地(西側斜面に向いて僅かに段差、あるいは段郭が窺われる)のみとなっており、郭外壁には切岸跡も窺えないのが現状でもある。城跡を個人的に評価すれば、石垣跡の一部を当時のものとすれば、上ってまで窺う価値のある山城とは言えようが、他で見応えのある遺構が存在している訳でもない事を思えば、山登りが好きな(眺望は利く)山城ファンの方にだけお薦め出来る城跡と言った事になろうか、、、、

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