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2010年11月18日 (木)

栃江西谷城跡/丸山城跡(兵庫県豊岡市)

この二城は兵庫県豊岡市栃江にあって、奈佐川を挟んで福田城(既にリポート掲載済)も併せて東西に対峙している。丸山城は狼煙台としての伝承が残っている様であるが、西谷城に関しての詳細は現状不明である。

城跡を訪れるには、既に福田城を訪れた方なら察しは付きやすいが、福田城を起点とすればルート図からも位置確認は容易い筈である。豊岡市内を通過して向かうのであれば、国道178号を進行してローソンのある交差点で242号へ左折針路変更すればよい、後はルート図に示した赤ラインさえ辿れば、丸山城は「九龍神社」、西谷城は名が不明ではあるが、どちらも目印となる神社が城域にあるので、難なく辿り着けるものとは思われる。

1_3 登城ルート

まず西谷城は、道路沿いからも目に留まりやすい場所に参拝道入口があり、それに従えば5分程度で小さな社殿の建つ主郭までは達する事が可能となっている。この城跡は形態はほぼ概念図に示した通りと思って頂ければ良いが、神社敷地として転用された郭跡(本郭部はほぼ三郭構造)と、丘陵上最高所にある物見機能(狼煙台程度)が窺える痩せ尾根を利用した削平地から成立したもので、堀切などの様にインパクトの感じられる遺構は目には留まらなかった。郭側壁の切岸跡と広い削平地が唯一砦規模の城跡を物語るものと言ってもよいとは思われるが、この地を城跡として訪ねる方は、一部の山城ファンを除けば非常に数も限られて来るようには感じられた。しかし神社敷地として見通しの利く削平の行き届いた地に佇めば、充分臨場感は味わえ、更に楚々とした山城の風情も充分味わえる様には感じられたのである。

1_2_2 西谷城概念図

4 参拝道入り口

15 社殿

10_shukaku_2 13_sentan_kaku 本郭部

20_sanjyou_yagura 山上郭

丸山城への道順は付近詳細図には示したが、九龍神社への石段手前付近より左手の山道に入り(画像に注目)、そのまま山道に任せて上れば難なく主郭までは辿り着けるだろう。ただ現状(十月)時期も悪いが、城域のほとんどが矢竹あるいは低草木で覆い尽くされており、藪漕ぎの進軍は余儀なくされる状況にある。自ずと視認による遺構確認は困難を極めるが、山上本郭は比較的規模の大きい二郭構造?それに付随して帯郭が数段重なっているのだけは確認する事が出来た。他では主郭と帯郭を形成する西側壁部分の切岸跡、空堀道にも見えた堀切跡(近世のものかも知れない)と、何とか判別確認可能な遺構も残っているので、多少ではあるが目は楽しませてくれている。更に堀切を期待して主郭背後の尾根まで足を延ばそうとしたが、首まで届く草木(山道まで蔓延る)によって、ついに踏破断念せざるを得なかった。この城跡に今後(冬季訪問)を期待するのは少し辛いかも知れないが、狼煙台としての伝承が伝わる山城にしては、充分砦の域を出た城跡と目には映ったのである。これから訪問の準備のある方には、冬枯れ後の城跡に僅かに期待したい処ではある、、、

2 丸山城概念図

4_2 入山口

5_3 山上本郭部

6 郭切岸

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