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2010年11月27日 (土)

佃城跡(京都府綾部市)

城跡は京都府綾部市忠町/佃町にあって、後でリポート掲載する予定でもある東中山城を頂点とした、山頂から南東側に突き出した丘陵尾根先端部に位置している。この山城の立地環境から考えれば、かつての小浜に抜ける街道は現在の県道1号にはあらず、既にリポート掲載を終えた折山、あるいは赤道城梨子ヶ岡城との位置関係から、上林川に沿っていたものと解釈すればよいのか、、、? 東中山城を山上本郭群とすれば、自ずと此方はその出城に相当するものとも考えられようが、距離的には随分離れているのが現状ではある。城史に関しての詳細は不明

1route 登城ルート

4tozanguti 直登口

3_1 城跡概念図

城跡を訪れるには、先に触れた折山城を起点とすれば分かり易いとは思われるが、県道1号沿いにある「河奈備神社」を目印として向かい、神社のほぼ向かい側の道路へ針路変更、その後は折山城の丘陵を左手に見ながらルート図を辿れば、直登取り付き地点に一番近い川沿いの空き地(駐車可能スペース)までは、難なく辿り着けるものとは思われる。後は概念図に示したルートで山上を目指せば、便宜上の北郭(物見程度)までは15分程度で到達出来よう。ただこの直登ルートは山裾の一部が植林地となっているので、藪漕ぎも無く上り易い反面、相当な激斜面の登山が強いられるので、その覚悟は多少必要となろう。個人的には下山を西側の尾根先端部にしたが、此方からの登山も更に厳しいものがありそうには感じられた。

10_yagura_heki 北郭と物見らしき土塁

17_shukaku_kita_heki 主郭北側

20_minami_kosikaku_1 南腰郭

13_kita_horikiri_1 大土塁と北堀切見所

14_horikiri_tate 状態の良い縦堀見所

25_nisi_horikiri_2 西堀切見所

この山城の形態は、鞍部を境として南北の峰に跨ったものであり、全体的には砦の域を出ない小規模な山城と言う事にはなるが、物見程度の北郭群より南郭群の方が比較的規模で勝る事から、ここでは南郭を主郭としたが、議論に及ぶほどの事ではないだろう。山上で目に留まった遺構は、長年の風雪によって切岸が曖昧となった郭跡を除けば、二箇所の堀程度でもあるが、北郭の斜面に施された堀切は状態も良く、片側が縦堀に繋がる様は付随する大土塁と並んで、非常に見応えを感じる事は出来た。個人的にはこの堀切見学だけの為に訪れたとしても、決して後悔に至る事はないものの様に目には映ったのである。

最初に砦規模の山城とはしたが、南北に跨る城域は比較的広いものでもあり、二箇所の堀切、及び地形に任せて削平された縄張りプランは、多少でもユニークと目に映ったことから、個人的には後でリポート掲載予定の東中山城と併せた訪問は、是非お薦したいのである。

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