雷神社前館城跡(兵庫県豊岡市)
城跡は兵庫県豊岡市佐野にあって、名が語る様に「雷神社」が城域となるものであり、はっきりそれと分かる当時の遺構は社殿の北背後に残る。兵庫県の遺跡名の中では「前館」となっている様に、形態としては館城の認識があるのかも知れないが、、、謎。城史に関しての詳細は不明
城跡を訪れるには、もちろん「雷神社」を目印として目指せば自ずと城跡に辿り着けるが、国道312号へ進入する事が先決となる、佐野地区に入れば県道50号へ針路変更して、ルート図の如く向かえば迷わず神社駐車場までは到達出来るとは思われるが、駐車場まで向かう林道は一部ではあるが非常に狭いので、直接乗り付けるなら小型車(コンパクトカー)が無難と思われた。
この城跡の形態は、但馬地方の山城ではよく眼にする事になる、空堀を挟んだ三連の郭(土塁郭)を特徴とするものであり、つい最近リポート掲載を終えた小谷城にもある程度共通している。ただ此方は中郭(三連郭の中心郭)は空堀で周囲が囲まれており、ほぼ孤立した状態に置かれている事からも、今までの山城巡りの中においては、ありそうではあるが中々お目にかかれないユニークな構造と感じられた。かつてはこの空堀跡も4,5m下まで掘削されていたものと想像するだけで充分山城ロマンに浸れそうには思えた。もちろん多少ではあるが縄張り妙味も感じられたのである。現状(十月)空堀は数百年レベルの堆積物によって深さは相当失われてはいるが、山城ファンの方であれば誰でも判別は可能な状態にはある。
城跡全体を見れば高い切岸、あるいは深い堀切などの様に、見応えのある遺構には遭遇出来なかったが、これから訪れる方には、この空堀遺構と形態のユニークさだけで充分満足感は得られる様な気はしたのである。現在神社敷地として造成拡張整地された境内に、当時の遺構がどこまで残存していたものかは見学者の想像に全て委ねられるが、前館の名が語る様に、この広大な敷地の一部分には当時屋敷が構えられていたのかも分からない、、、?
城跡を個人的に評価すれば、結果的にこの城跡の後で訪れた東隣の丘陵上にある、羽水城(佐野城)と併せた同日訪問は是非お薦めしたいが、この山城のリポート掲載は次で予定。
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