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2010年11月21日 (日)

此隅山 宗鏡寺砦跡(兵庫県豊岡市)

かつて山名氏の本拠が置かれていた事で、全国的にも名を馳せている此隅山城は、個人的には今回で三回目となる訪城となったが、但馬地方では最大規模及び最大城域を誇る事、あるいは「国史」として認定されている事で有名な山城の一つでもある。

今回訪れたこの宗鏡寺(スキョウジ)砦跡は、此隅山(山上本郭部)から見れば南西側に派生する尾根先端部に位置しており、地形図から窺っても直ぐ傍まで民家が迫っており、自分としては現地縄張り図から存在は充分認識にありながらも、遺構はほとんど消失しているものと勝手に決め付けて、過去二回の訪問時にはほとんどノーマークに近い状態にあった。今回のリポートに関しては、此隅山城には既に多くの山城ファン及び史跡ファンの方が数多く訪れているものと思われるので、その現況報告は後回しにさせて頂き、先にこの隠れた素晴らしい砦跡の紹介をする事に及んだ。当然此隅山城と並んで是非お薦めしたい城跡の一つと言う事にはなるだろう。

1route 登城ルート

4_1 案内板より此隅山

5 城跡進入路

3sukyouji 城跡概念図

城跡は兵庫県豊岡市出石町宮内にあって、京阪神側から訪れるには国道426号へ進入する事が先決となるが、出石に入ればルート図を参考に、鳥居城のある尾根先端部を左手に望みながら「鳥居橋」で針路変更し、スタート地点でもある「出石神社」を目印として目指せば良い。神社東側背後の道路沿いには、此隅山城跡案内板(画像に注目)が掲げられており、車はこの付近の空きスペースを利用して停めれば問題はないだろう。ここから左手に望める城跡を確認すれば、後は概念図に従って墓地まで向かい、そこから山道に従って上れば、直ぐにでも見応えのある大堀切が迎えてくれる筈である。

11_horikiri 大堀切見所

13_yagura_1

櫓台傍の城址標柱

12_shukaku_yori_yagura_1 主郭と奥櫓台切岸見所

16_kosikaku 腰郭

17_horikiri_yagura 堀切と櫓台

25_horikiri 北堀切跡

現状(11月)城跡は、見学し易いまずまずの状態にはあるが、「国史」である事を理由に此隅山城と同様、決して整備の行き届いた城跡を期待して訪れてはならない。砦跡とある様に百m足らずの規模なので、縄張りは把握し易く、更に全体をくまなく見て回る事も充分可能な状況にあるが、主郭櫓台と堀切付近を除けば、郭跡は矢竹や低草木に覆われているのが現状でもある。ただ移動には難渋しないので、概念図に示したまでの遺構は全て判別確認可能と思って頂ければ良いとは思われる。この城跡の見所あるいは醍醐味は、砦跡として現在に至るまで人の手が加えられず、当時に直ぐ思いを馳せる事が可能な残存度の高い遺構群(堀切、切岸)及びその風情も含めた全と言っても決して過言とは思えないものでもあり、特別見応えのある遺構が現存している訳ではないが、先に触れたように砦跡として醸しす風情は最高!」と呼べるものの様には感じられたのである。

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