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2010年11月16日 (火)

長野城跡(京都府綾部市)

城跡は京都府綾部市睦寄町泉山にあって、既にリポート掲載を終えた弓削城から見れば、真東側に望める標高311mの山頂に位置している。上林川沿いに多く築かれた他の山城と同様に、現状城史に関しての詳細は不明でもある。

城跡を訪れるには、先に触れた弓削城や上林川を隔てた北側にある山内城(奥上林城)と訪問ルートは共通するが、県道1号から二王公園へ向かう分岐地点(交差点)からは、既にその山塊は目に入るので、確認は容易い筈である。直登取り付き地点は概念図には記したが、道路からも直ぐ目に留まる民家背後の墓地を目印(画像に注目)とすれば良いだろう。その横をかすめてそのまま山上を目指す事になるが、藪漕ぎのない厳しい斜面を一気に登ったとすれば、便宜上の北郭までは山裾からは15分程度の所要時間と思って頂ければ良いだろう。

1_1 登城ルート

5 城跡遠望

8 直登取り付き地点

1_2 城跡概念図

現状(十月)城跡は、意外に藪化までには至っておらず、山頂部と北尾根上の主要二郭で形成された縄張りプランも分かり易く、遺構の判別確認も容易に出来る状態にある。踏破した範囲内で当時の残存遺構として目に留まったものは全て概念図には記したが、郭跡を除けば堀切(一箇所)、土塁、郭切岸と言ったところになろうか。その中でも南尾根を断つ堀切は、片側が縦堀に繋がって落ち込む様(画像に注目)の状態が良い事もあって、非常に見応えを感じる事は出来た。

14_dorui 北郭の土塁見所

17_dorui_haigo_horikiri 土塁より北郭

23_shukaku 主郭北側

22_shukaku_heki_1 主郭西切岸見所

25_horikiri 堀切見所

26_tatebori_1 見事な縦堀

この山城に縄張り妙味を求める事は形態から察しても難しいが、比較的見て回りやすい状態にある事、シンプルな構造が故に縄張りプランの想像が付き易い事、遺構判別のし易さ、更に楚々とした山城の風情が充分味わえる事を思えば、間違いなく山城ファンの方にはお薦め出来る物件の一つとは言えよう。もちろん規模の大小を最初から問わない事が前提とはなるが、これから冬季にかけては更に見学し易い状態になるものと思われるので、既に上林地区においてリポート掲載を終えた、他の城跡と併せた同日訪問とすれば、更に城跡巡りも充実するのではないだろうか。

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