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2010年11月25日 (木)

円成寺城跡/大部谷城跡(兵庫県丹波市)

この二城はルート図でお分かり頂ける様に、国道176号を挟んで南北に分かれており、円成寺城は丘陵先端部に、もう一方の大部谷城は独立した低山の山上に位置しているが、現状両者の関係も、そのどちらも城史に関しての詳細は不明。

城跡は丹波市柏原町下小倉にあって、訪ねるには国道176号を走ってルート図の通りに向えば、両者共に迷わず辿り着けるとは思われる。まず円成寺城は名が語る様に円成寺を目指せば良いので分かり易いが、駐車場から寺院の左手にある山道から山上までは、山道が繋がっているので楽に上れ、郭転用地に建立された「観音立像」までは5分とかからず到達可能である。現状明確に判別可能な遺構は、背後に備わる堀切だけと言っても過言とは思えないもので、郭跡に関しては観音像が建っている為に、近世においてどこまで造成地形改変があったのかは、まるで判別出来ない状況にある。よって小規模な縄張りが把握出来る程度のものと思って頂ければよいだろう。

1 登城ルート

6 登山口

10_sanjyou_kaku 9山上郭

14_horikiri_1 堀切

大部谷城へは、民家傍から稲荷神社参拝道を利用して上れば、直ぐにでも便宜上の北出郭へは到達可能となっているが、この社殿の建つ敷地も郭跡の転用地と考えればそれで良いのかも知れない。更に南側へ尾根伝いに向えば、鞍部に僅かながら堀切跡は窺えたが、便宜上の南山上主郭は、中心部に僅かにマウンド地形が窺えるだけで、郭内は伐採後の放置された木々や下草、あるいは風化によって地表は荒れ放題となっており、地形から郭形状あるいは縄張りを想像する事は至難の技に思えた。主郭に移動するまでの鉄塔の建つ便宜上の中郭は削平地程度が窺えるだけで、当然切岸は曖昧で、全体的に城跡を見た印象としては、山上を削平しただけに終わっている、縄張り妙味はほとんど感じられない山城と目には映った。しかし北、中央、南と三峯に跨った城域は意外に広く、当然陣城としての機能は浮かんで来ようが、推察の域は出ないものでもある。個人的に城跡を評価すれば、両者共に見応えのある遺構は皆無でもあり、柏原地区における山城巡りの一環として訪れる程度であれば、何とか納得した訪城となりそうな気はするのである。

1_3 参拝登山口

3 北出郭

2 堀切跡

4 南山上郭

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