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2010年11月14日 (日)

縄張りがユニーク 羽水城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市佐野にあって、地域名を採用したものとは思われるが、過去出版された城郭関連本においては佐野城とされている様でもある。ここではウスイ城?と呼ぶのかも分からない公的呼称を採用したが、本来山城呼称なるものは、この城跡の様に古来から使用されている名称を使用した方が、情緒や趣きが感じられて更に探索心も煽られるような気がするのではあるが、それは自分だけなのかも、、、、城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた雷(イカズチ)神社前館城を起点とすれば、ルート図から見れば一目瞭然とも言える位置にあるが、まずは国道312号へ進入する事が先決、目印となるのは「但馬技術大学校」で、この南西背後の丘陵上に城跡は位置しており、現地付近に到着すれば、ルート図に記した集合墓地奥より竹林地を通過して、そのまま右手尾根上を目指せば、東側の末端尾根にある便宜上の東出郭大堀切までは、難なく辿り着けるとは思われる(5分程度)。

1_1 登城ルート

5 進入路

1 城跡概念図

このブログ記事に興味を持たれて訪れる方には、先に触れた雷神社前館城とはほぼ至近距離にある事からも、自ずと二城併せた同日訪問は是非お薦したいが、特にこの山城は丘陵上における複雑な地形を活用して築かれたもので、縄張り変化にも縄張り妙味にも富んだものであり、訪れて期待はずれに終わる事は決してないと自分の目には映ったのである。縄張り変化に富んだ山城なので、郭形状あるいは方向性に今回は少し自信が持てないが、踏破した範囲で目に留まった遺構群は全て概念図には記したつもりである。

7_higasi_horikiri_2 東大堀切見所

15_shukaku_higasi 主郭東側

17_shukaku 主郭内のマウンド地形

18_kosikaku_yori_shukakuheki 腰郭より主郭切岸

25_nakakaku_nisi_horikiri 中郭背後の堀切

27_dai_karabori_kita_dobasi_1 28_minami_dobasi 西端巨大堀切の土橋見所

30_minami_dorui南側の二連の土塁地形

この山城の醍醐味は縄張りプランそのものにある様な気はするが、一番見応えが感じられた遺構は、状態は悪い(画像に注目)が最初に到達した東大堀切、縄張りの西端に施された自然地形を取り込んだ巨大堀切(更に空堀が掘削されて両端に土橋が備わる)で、どちらも地表風化は激しいが判別し易く残っている。他では人為的なものかどうかまでは判別し難いが、自然地形を取り込んだ巨大空堀(縦堀)地形が概念図に示した三箇所で窺われた。これらが人為的なものかどうかは分からないが、縄張りとしての必然性から考えれば自ずと見所遺構と言う事にはなるだろう。当時の遺構としての正否の判定は別にして、それなりに見応えは感じられたので、個人的には決して見逃してはならないものと見たが、、、城跡全体の状態としては、この時期(十月)でも移動に差し支えるまでには至っておらず、郭切岸などにおける地表風化は激しいが、更に大堀切より西側尾根上へは、尾根道としてかつての山道が通じており、山城としてみれば良いとは言えないが、比較的見学し易いものとは感じられた。尚、西尾根上には当時の遺構としての判別は難しいが、空堀を挟んだ形で七連以上の小さな土塁郭が連なっていたので、これから訪れる方の参考までに、、、、(連続する古墳とはとても思えなかった)

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