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2010年10月30日 (土)

尉ヶ腰城/牛河内城跡(兵庫県丹波市)

城跡は兵庫県丹波市春日町にあって、紹介する二城の中、尉ヶ腰城は棚原地区、牛河内城の方は牛河内地区にあるが、築城環境から考えれば、どちらもこの一帯を支配した赤井氏(荻野氏)の居城、黒井城を中心とした城砦群の一角を占める城跡だと見受けられる。尉ヶ腰(ジョウガコシ)城は三尾山城と黒井城の丁度中間に位置する事から、正に狼煙台機能を備えた砦の様にも見受けられ、牛河内城の方は、かつては黒井城から西に抜ける街道でもあった、由良坂峠を監視する機能を持ち合せた砦(関所)と見ればよいのかも知れない?そのどちらも低山山上に位置しており、その山上郭群だけを見る限りでは規模は小さく、安普請で築かれた砦の域は出ない山城でもある。城史に関しての詳細は不明

まず尉ヶ腰城跡を訪れるには、舞鶴自動車道「春日」ICが最寄の乗降口、県道69号を進行すればルート図の如く向かえば良いが、個人的には南東側から直登したが、かなりの藪漕ぎが強いられたので、下山ルートでもある藪漕ぎのない、北西側家屋付近からの直登をお勧めしたい。ただ取り付き口は此方側からでは目印となるものがないので、地形から判断して頂きたい。この城跡は標高約170mの山頂が主郭と見受けられるが、先に触れた様に小規模なものであり、地表風化で分かり難いが、箱堀を挟んだ二郭構造となっている。山上郭群の実態はほぼ概念図に近いものと思って頂ければ良いが、三方尾根には明確な削平地(特に北西尾根上は規模が大きい)が存在している。意外に城域は広く感じられたが、切岸処理などは僅かに主郭で窺われたものの、風化が激しい事から明確には判断は下せない状況でもある。尚、主郭四方の斜面上、更に南側の丘陵上までは踏破する事が叶わなかった(密生する雑木藪地)ので、残存遺構もこの限りではないものとは思って頂きたい。

1route 登城ルート

5_tera_tozanguti 由良坂進入路

1_2 城跡概念図

2_2 2_3 荒れ放題の山上郭

2_4 南郭群

2_5 規模の大きい中腹郭

牛河内城跡を訪れるには、過去既に長見城の中で軽くリポート掲載したとは思うが、ルート図中に示した山田城(砦)を起点とすれば、その位置関係は分かり易いとは思われる。まずは由良坂峠を目指さなければならないが、淨光寺」に車を預けた後は、その脇からの山道に任せれば迷わず由良坂峠までは到達出来る筈である。この城跡は概念図を拝見して頂ければ分かり易いとは思われるが、峠そのものが深く削られた凄い堀切(切り通し)となっており、その北東側山上が物見、あるいは狼煙台とした山上郭と呼べるものかも知れない。遺構分布図を持ち合わせていないので、どこまでが城域なのかは判りかねるが、堀切(切り通し)手前には台状になった番所か?あるいは関所を想像させる小規模な郭跡があるが、当時の遺構かどうかは謎、どちらにしてもその郭壁には石垣の痕跡が見受けられたので、機能の想像は見学者に委ねられるものとは思われる。山上郭は削平は行き届いているが、外壁に切岸処理は見受けられなかった。よって安普請で築かれた城と言う事にはなるが、この城跡の形態を探る上では、切り通しから山上郭までは必ず足を延ばすべきだとは思われる。

2 登城ルート

3 城跡概念図

14 台状の郭跡

19horikiri 切り通し見所

27_sanjyoukaku 27_sanjyoukaku_1 山上郭

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