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2010年10月18日 (月)

但馬 小谷城跡(兵庫県朝来市)

城跡は兵庫県朝来市山東町小谷にあって、小谷集落へ向いて東から付き出した丘陵先端部に位置している。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには既にリポート掲載を終えた諏訪城を起点とすれば分かり易いとは思われるが、途中までは諏訪城訪問ルートと同じと考えれば良いだろう。ルート図に示した様に国道427号「矢名瀬」の交差点で針路変更して「梁瀬小学校」の傍を通過して西進すればよいが、今回車を預ける事になる小さな集合墓地駐車場は概念図には記した。ここからは墓地に繋がる道に従えば、迷うことなく城域に達する事は出来よう。ちなみに百mに渡って西側に繋がる尾根上も当時の城域とみて間違いは無いものとは思えるが、現状どこまで地形改変が行われたのかは知る術もないので、当然見学者の想像に委ねられるだろう。

1route 登城ルート

4_2 城跡遠望

3ko 城跡概念図

城跡の形態はほぼ概念図に描いた通りと思って頂ければ良いが、現状(九月)北側斜面は木々に覆われて踏破確認出来なかったので、遺構もこの限りではないものとは思って頂きたい。この城跡の特徴となるのは、やはり但馬地方特有の築城形態とも言える、空堀(二本)を挟んだ形の三連の郭(土塁郭より規模は大きい)で、空堀の深さは相当失われてはいるが、しっかり判別確認可能な状況にはある。以前和田山町の東河川沿いにある東和田城、最近では岩屋谷城も紹介したが、東和田城のそれに規模も形態も酷似しており、自分勝手な想像ではあるが、山名氏の築城技術を採り入れた、上道氏の縄張りプランの様にも窺われるのである。もちろんその想像も含めた部分が城跡巡りにおいて機能の想像と共に楽しめる部分ではあるのだが、どちらにしても個人的にはこの三連の郭は、今となっては相当数の山城で御目にかかっているので、それほど新鮮なものには感じられないが、、、しかし見所である事だけは確かだろう。他では北側の斜面に二本の縦堀跡、南に大型の縦堀が窺われたが、一本は明確に判別可能、もう二本はかつての登城用空堀道の様な気がしないでもない。

11_karabori1 空堀2見所

8_kaku3_1 三連郭の郭3

13_karabori2 郭1と空堀

19_kitakaku_1 北腰郭

18_kita_tatebori_1 18_kita_tatebori_3 北側斜面の縦堀地形見所

21_minami_kaku 南東郭

現状三連の郭内はほぼフラットな状態が自然維持されており、郭北壁には切岸跡も充分窺えるが、南側におけるなだらかな斜面は切岸は曖昧で、本来切岸処理が成されていなかったのかも知れない。もちろん地表風化の成せる業かも知れないが、、、この城跡を語るとすれば「はっきり言って見応えのある遺構は皆無、されど一部は集合墓地として変貌を遂げたのかも知れないが、最低限の明確な三連郭と空堀がここまで残っている事だけで充分満足!」と言った処が個人的評価と思って頂ければ良いだろう。少なくとも本郭群だけは、当時のまま現在に至ったものの様に見受けられたのである。

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