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2010年10月12日 (火)

栃谷城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市久美浜町栃谷にあって、栃谷川に沿った集落から見れば、北側の川に突き出した丘陵先端に位置している。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには国道312号へ進入する事が先決となるが、京阪神側から赴くのであれば、同じ国道沿いにある既にリポート掲載を終えた友重北城(仮名)を起点とすれば分かり易い。ここからは久美浜に向いて車を走らせればよいが、栃谷地区に入ればルート図あるいは概念図を参考に入山口(画像に注目)を目指せばよいだろう。国道沿いにある家屋の間の狭い山道を入山口とすれば、そこから谷沿いに少し歩き、右手斜面に巨大な空堀(画像に注目)に見えなくもない地形が目に留まれば、そこを取り付き口として右手の稜線に回り込み、なるべく激斜面を避ける形で上れば、部分的には木々の隙間を縫っての直登は余儀なくされるが、5分程度で山上郭へは到達出来る筈である。ちなみに付近で路駐スペースを探すには苦労させられるが、車を停めて10分もあれば到達可能と思って頂ければよいだろう。

1_1 登城ルート

4 進入口(入山口)

1_2 城跡概念図

8 直登取り付き口

2_16_shukaku_heki 主郭西側切岸

13_tatehori 主郭西斜面の縦堀見所

19_shukaku 主郭の現状

27_shukaku_kirikisi 主郭内部の切岸跡

23_dobasi 土橋付き堀切見所

この山城は全長60mにも満たない砦規模の城跡と言えば、未訪の方には実態が予想し易いとは思われるが、特徴としては縦堀の多用が挙げられる。個人的に明確に縦堀と判別出来たものだけを概念図中には記したが、尾根を断つ堀切も含めれば、合計8本と中々眼は楽しませてくれている。もちろん雑木に覆われた斜面上全てを踏破して確認した訳ではないので、残存する空堀遺構もこの限りではないものとは思って頂きたいが、、、 城跡はこの時期(九月)でもまだ藪化までには至っていないので、比較的見学し易い状態にはあるが、規模の大きい主郭内部は堆積物や風化によって、一部で切岸跡は窺えるが郭境までは判別し難いのが現状でもある。見所は縦堀群と東背後の尾根を断つ堀切(現状片側が堀切道)と言う事にはなろうが、堀切は更に主郭から東斜面を下りきった場所に設けられているので、明確にそれと分かるまでは是非足を向けて頂きたいのである。

城跡を個人的に評価すれば、規模の大小さえ問わなければ、遺構残存度が高い(ほぼ完存に近いもの)と見受けられたこの山城の醍醐味は充分味わえる筈であり、楚々とした山城に魅力を感じる山城ファンの方には、取り合えずお薦めは出来る城跡という事にはなるだろう。

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京都(丹後地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

takuさん

6年前の登城ですが、覚えていらっしゃるでしょうか。その日の一番バッターはここを訪問しました。

長くはないが最初2分ぐらいの超激斜面は首が痛くなるような急坂。心が折れそうになるが、確かに右に回り込むと少しは楽になりました。私は10分程かかりました。

砦程度の規模ですが、遺構が見えたときは嬉しかったです。竪堀、切岸、土橋付の堀切は山城の風格あり達成感感じました。下りも激斜面且つ、一部砂地なので、達成感感じました。

ありがとうございます。

それにしてもこのマイナー山城を穿り出して、又登城アクセスを挑戦されるのはいつも凄いと思います。感激です。

この城跡は、迂闊にも当時の掲載記事を読むまで形態等を含め、登城ルートの状況まで思い出せなかったのですが、確かに激斜面でしたね。おまけに超マイナーな山城なるが故に、所在位置も分からず目星だけ付けて上った記憶がありますが、画像を見てやっと今甦りました。
まだ膝や腰に不安のなかった頃なので、そこまで大胆な行動が出来たのだと思いますが、お褒めに預かり光栄です。
しかしながら、こういった山城も中々いいですよね~

takuさま

すぐ思い出せなくとも記憶が蘇るのは流石と思います。
超マイナー城址であるからこその達成感。

一回嵌ると止められないのは一種の麻薬かも知れません。今回遠征の印象山城別投稿しますのでお付き合いください。

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