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2010年10月22日 (金)

栗住城跡(兵庫県丹波市)

城跡は兵庫県丹波市青垣町東芦田にあって、既にリポート掲載を終えた芦田城跡への登山口にあたる「胎蔵寺」から見れば、芦田川を隔てた東側丘陵先端部に位置している。城史に関しての詳細は不明

城跡を京阪神側から訪れるには、先に触れた「胎蔵寺」を目印として目指せば分かり易いが、県道7号を北上、沼城の位置する山塊が左手に見えてくる地点で一般道109号へ針路変更、最終的には城跡の直ぐ北側にある「瑞雲寺」の駐車場を借りる事になるので、「胎蔵寺」付近から東の狭い生活道路へ針路変更しなければならない。「瑞雲寺」に到着すればそこからルート図の如く西麓にある小さな墓地を目指せば良いが、ここが山上に建立された社殿に向いての入山口でもある。ここからかつての参拝登山道に従えば、山上主郭には迷わず到達出来る筈である。

1_1 登城ルート

4 県道側から城跡遠望

1_2a 城跡概念図

城跡の形態は、ほぼ自作概念図に描いた通りと思って頂ければ良いが、現状最高所に位置するのが櫓台とも見受けられる郭跡で、社殿の建つ敷地がそれにあたる。現状この東壁(前面)は低い石積みとなっているが、まさか当時の石垣とは思われない(推察)、、? 郭段差から想像すれば、ほぼ四郭で形成された城跡と見て良いものとは思われるが、神社敷地として整地されている以上、当時の形態はある程度想像を含めたものとなって来よう。便宜上の櫓台背後には見応えのある堀切が横たわっており、更にその西側山上尾根側に土塁跡、更に明確な土橋付き堀切までは充分判別確認可能となっている。個人的には更に西山上を目指して上ったが、斜面上には風化して分かり辛いが僅かに段郭跡、更にその山上には狼煙台とも呼べそうな削平地まで存在していた。おそらくこの付近までが城域として見て良いものとは思われるが、土橋付き堀切から以西は明確にそれと分かる遺構は現存していないので、見学する分においては土橋付き堀切までの見学で充分とは思われる。

117 113 郭跡(西側)

112 主郭側

Horikiri1 堀切見所

Horikiri_dobasi 土橋付き堀切見所

城跡を個人的に評価すれば、郭跡の全域が神社敷地として地形改変が窺われる以上、当時の形態は想像するしか方法は見つからないが、それでも二本の堀切は充分目は楽しませてくれているので、現状のほど良い状態も加味すれば、充分訪れる価値のある山城と言う事にはなるだろう。

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コメント

TAKU様

お久しぶりです三宅播州です

毎日楽しく拝見させていただいています
兵庫丹波地域の城がまたUPされ興味深く見させていただいております
私も本年は兵庫丹波地域と播磨をメインに訪城をしたいと考えていました
足立氏、芦田氏関係の山城の情報が少なく思案していたところに田の口、松倉等の城の情報
本当に助かります
丹波方面の城や播磨方面の城について情報等ご存知でありましたらぜひご教授いただきたく存じます
よろしくお願い致します

TAKUです、播州さんお元気そうでなりよりです。
個人的には丹波の著名な山城は訪問し尽くした感はありますが、まだ田ノ口城あるいは松倉城の様に、素晴らしい遺構残存度を誇る城跡が残っていたとは、、、思いもよらない事でもあり、今回は非常にテンションの挙がる城跡巡りとなりました。
他の足立氏の支城(出城)としてお薦めしたいのは、遠坂城が真っ先に挙げられますが、この山城は小規模ですが遺構残存度は高く(ほぼ完存)、見応えのある堀切あるいは縦堀は、辛い山登りであっても必ず満足感に浸れるものと思います。山城ロマン漂う城跡と目に映りましたが、まだ未訪でしたら是非赴かれたらと思います。
個人的には播磨方面の城跡巡りは最近余りしておりませんが、これといって食指をそそられる山城が少ないのも現実の様です。
これからは山城巡りにおいて最高のシーズンとなって来ますが、害獣が増えた事からも、まずは安全第一を心掛け、おまけとして充実した山城巡りが出来れば、それで充分なのではないでしょうか。それから少し遠距離にはなりますが、但馬の轟城は素晴らしい山城でした!

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