« 女布城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 丈ヶ岡城/立石城跡(兵庫県三田市) »

2010年9月16日 (木)

嶋間城跡(京都府綾部市)

城跡は綾部市中筋町城ノ腰にあって、既にリポート掲載を終えた高城の支城とされる姫城跡から見れば、八田川を隔てて東側の丘陵上にある。この城跡は大槻氏一族(大槻備中守)の本城とも伝わる、高城の南西末端尾根上に位置する事から、その支城あるいは出城機能が窺える(地元の方の見解)ものでもあるが、この城跡の所在地に「城ノ腰」あるいは「二ノ段」、更に隣接して「舘(タチ)」の小字名がある様に、その佇まいは正しく低丘陵上に築かれた館城の様でもある(推察)。現地で年配の男性に城跡を尋ねれば、姫城と並んで直ぐに所在地の回答が得られた事からも、地元では高城と同様に、案外知る人ぞ知る城跡の一つなのかも知れない。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、姫城跡を起点とすればルート図に示した様に位置関係は把握し易いとは思われるが、484号を走って向かえば、姫城跡を訪れる際に目印としたポンプ施設で東側へ針路変更、その後は目印として「嶋萬神社」を目指せば分かり易いだろう。概念図に示した様に、神社手前の公共施設の広い駐車場に車を預ければ、その西側眼の前にある丘陵が城跡でもあり、画像に示した山道を利用すれば、直ぐにでも主郭には到達可能となっている。

1_1 登城ルート

7tozanguti 進入口

1_2 城跡概念図

駐車場から城跡を望めば、丘陵の北側半分は公共施設の為に随分遺構が削り取られた可能性があり、規模の大きい主郭に佇めば、主郭を始めとして北側に展開されていたと思われる郭跡は、相当消失した様にも感じられた。現状(九月)判別可能と見受けられた当時の遺構は、郭跡を除けば主郭西側に設けられた空堀(横堀)とそれに付随する土塁、南郭の土塁を伴った虎口主郭の土塁(残欠か)、郭切岸跡、あるいは入城道にも見える縦堀に近い形の空堀が挙げられる。これらは民家が直ぐ傍まで迫っていながら、辛うじて現在まで残り得た遺構とは思われるが、空堀や土塁虎口跡などは充分眼は楽しませてくれている。ただ空堀跡は現状竹林雑木藪地と化しており、その空堀の一部は倒竹などによって分かり辛くなっているのが現状でもあり、当然全体像の見通しは利かず、傍まで寄っての確認は余儀なくされよう。

11_minami_kaku 南郭

10_shukaku_heki 主郭切岸見所

17_karabori_dorui_1 土塁、空堀見所

13_dorui_koguti_sita 南郭、虎口土塁見所

20_shukaku 主郭内部

22_dorui 主郭土塁見所

城跡を個人的に評価すれば、公共施設などによって縄張りの一部は消失したものと思えるが、この圧倒的お手軽感と空堀遺構の一部、あるいは土塁が未だ現存している事を思えば、何とかお薦めは出来そうに思えた。これから姫城を訪れる予定のある方には、この城跡も併せた二城同日訪問は是非考慮に入れて頂きたい処ではある。

« 女布城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 丈ヶ岡城/立石城跡(兵庫県三田市) »

京都(綾部)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 嶋間城跡(京都府綾部市):

« 女布城跡(京都府京丹後市) | トップページ | 丈ヶ岡城/立石城跡(兵庫県三田市) »

無料ブログはココログ