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2010年9月28日 (火)

桑野本城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市竹野町桑野本(クワノモト)にあって、集落の真西側に聳える三角形をした山の山上尾根に位置している。この山城は地図上あるいは外見から判断しても、相当険峻な地にあり、その痩せ尾根上を想像すれば、最初から規模の大きさや縄張り妙味には期待は出来ないとは思えた。もちろん何の予備知識もなく、何の情報も得られないままの訪問となったが、地元では字名に城山としてある様に、城跡としてある程度の認識はある様には窺えた。訪問結果としては、予想通り村の城の域は出ないものであり、山上尾根では小規模な主郭跡、その背後を断つ堀切(縦堀に繋がる)、東尾根上には狭小郭群と、取り合えず城跡を形成する最低限の遺構には何とか遭遇する事が叶えられた。

1_1_4 登城ルート

6_2 険峻な山容

11 東麓の直登口

1_2_3 城跡概念図

城跡を訪れるには、既にリポート掲載を終えた須野谷城跡を起点とすれば分かり易いが、須野谷城跡より一般道135号を更に2Km程度南下すればよい。橋を渡れば桑野本集落になるが、この付近からは既に三角をした険峻な山は目に留まるので位置確認は容易いとは思われる。ルート図に示した公民館に車を一時預けてそこから直登口まで歩く事になるが、集落手前に「無断で山菜採りを禁止」した立て札が掲げられていた様に、直登口付近に空きスペースは充分あるが、これから訪れる方は怪しまれない為にも、路駐は出来るだけ避けた方がよいだろう。直登取り付き口は概念図を参考にすれば分かり易いとは思われるが、木々の多い急斜面を上り切れば、20分程度で主郭には到達可能となっている。尚、個人的には最短ルートとなる北側激斜面を藪漕ぎしながら登ったが、上り易さを考慮すれば、たとえ時間は要しても、東麓にあたる墓地側からの直登の方が無難な様には感じられた。

13_naka_shukaku 13_naka_shukaku_2 痩せ尾根上の段郭

17_shukaku_1 主郭の現状

20_horikiri_1 堀切見所

城跡の形態はほぼ概念図に示した通りと思って頂ければよいが、はっきり言って見応えの感じられる遺構は皆無、強いて挙げれば主郭背後の縦堀に繋がる堀切と言う事にはなろうが、この人馬も寄せ付けないほど険峻な山容も含めて、楚々とした山城にロマンを感じる方だけには、何とかお薦め出来そうには思えたのである。もちろん縄張り妙味や見応えのある遺構に期待しない事が前提とはなるが、、、、個人的には残存遺構に見応えは感じられなくとも、険峻な山城を制覇した喜びだけで充分満足感に浸れる方なので、更に堀切まで拝めた事を考えれば、今回の訪城は間違いなく充実したものであったと言えるのである。

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