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2010年9月26日 (日)

三河内作山城跡(京都府与謝郡)

城跡は京都府与謝郡与謝野町三河内にあって、三河内集落の西側丘陵先端部に築かれており、現在「作山集合墓地」となっている周辺全域がかつての城域と見受けられる。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、与謝野町を訪れる際には必ず通過する事になる、国道176号を利用して向かえばよいが、目印となるのは「梅林寺」あるいは「三河内小学校」で、今回車を預ける事になる寺院向かい側の出雲大社(分社)の駐車場を目指せば良い。駐車場からは作山墓地入り口(画像に注目)にある「六地蔵」は直ぐ目に留まるが、ここから集合墓地の北奥まで道に任せて向かえば、自ずと便宜上の三の丸までは辿り着く事が可能である。(駐車場から5分程度)

1_2 登城ルート

4tozanguti_1 進入口

1_1 城跡概念図

この城跡の形態は丹後地方でも多く見受けられる、突出した高さに位置する主郭を頂点として裾野に向いて郭が展開されるもので、主郭自体の規模は小さいものである。現状主郭には配水施設が建てられており、本来の規模は想像するしかないが、見る限り整地しただけで余り手は加わっていない様には感じられた、、、現状この時期(八月)でも山上郭群だけに限れば、意外にも見通しが利き、移動もし易く、概念図に示した遺構は全て判別確認し易い状態にある。しかし墓地周辺は現在矢竹密生地と化しており、とても踏み入る状態にはないので、本来の縄張りは概念図に示したものより随分はみ出るものと思って頂きたい。個人的には矢竹藪の中で切岸跡の窺える郭跡を三郭までは確認出来たが、、、

6_3maru_boti_gawa_1 三の丸の現状

17_hako_bori_1 中央の箱堀見所

20_shukaku_nisi_heki_1 主郭西側の切岸見所

25_nisi_tatehori 西斜面の縦堀見所

11_2ren_tatehori_dorui_1 北端の二重縦堀見所

31_higasi_dankaku_gun 東段郭群

この城跡の見所は、突出した高さにある主郭外壁を形成する切岸で、斜面下から覗き込めばほぼ全体像が拝めるので、相当な見応えが感じられる筈である。更にこの切岸下部からは、自然地形を取り込んだとも窺える大空堀(縦堀)が麓まで落ち込んでいるが、明確なものを少なくとも三箇所で確認する事が出来た。他では二の丸北側に備わる土塁を挟んだ形の二連の縦堀が眼を楽しませてくれるが、この付近は地表風化が激しい為に、本来の巨大空堀地形は現状二重堀切としか見えないものとなっている。

城跡を個人的に評価すれば、限りなく無名に近い城跡ではあるが、屹立する切岸の醍醐味や空堀の見応え、更に圧倒的お手軽感を加味すれば、自ずとお薦め出来る城跡と言う事にはなるだろう。ここから程近い距離にある幾地城と併せた訪問であれば、更に充実した山城巡りとなりそうには思われる。

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