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2010年9月 4日 (土)

曽根城跡(京都府船井郡)

城跡は京都府船井郡京丹波町曽根中上にあって、中上集落西背後の丘陵上先端部に位置している。京丹波町にあっては、この城跡は規模が比較的大きい方に入るものとは思われるが、まだ未訪の方には陣城の如き大味な城跡と言えば察しが付き易いかも知れない。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるには、以前「塩田城跡」を紹介したと思うが、その訪問ルートとほぼ同様と考えれば分かり易いだろう。京阪神から向かう場合は国道9号を北上しても良いし、京都縦貫自動車道を利用したなら「丹波IC」で降りて、国道9号「須知」の信号を左折して一般道444号へ進入すればよい。曽根付近まで辿り着けば、ルート図に示した今回の直登取り付き地点となる、無住の小さな寺院を目印として目指せば分かり易いとは思われる。今回の訪城では車の駐車に困らない事から、寺院からの直登を選択したが、地形図を見る限り城跡の位置確認さえすれば、麓のどこから取り付いて上っても、間違いなく主郭には辿り着けるものとは思われる。この時期(三月)でも藪漕ぎ直登を強いられた事を思えば、どこから取り付いて上っても同じようには感じられたが、、、

3s 登城ルート及び概念図

5 取り付き地点

S_7 土塁見所

S_8 広大な郭跡

城跡の形態としては、広大な尾根上はほぼフラットな状態で、仕切り土塁を境として三ブロックに分かれた郭構成となっている。冒頭に述べた様に大味な城跡でもあり、郭跡を除けば土が流出して高さの失われた分厚い土塁が、唯一城跡を感じさせる遺構と思って頂ければ良いだろう。ただこの厚い土塁の両端は横矢構造となっており、多少ではあるが眼は楽しませてくれそうには思われた。尾根上を埋め尽くした三郭共に規模は大きいもので、木々が多く蔓延り歩測もし難い状況ではあったが、目測も含めて総全長150m規模の城跡と考えれば、未訪の方には察しは付き易いだろう。残存遺構に関しては、土塁は地形から充分判別確認が可能ではあったが、三方斜面上は蔓延る草木(密生に近い)の為に、縦堀の有無までの確認には至れなかった。

城跡を個人的に評価すれば、冬季でも藪漕ぎの直登が強いられる事、あるいは訪問時期も限られる(夏季は禁物!)とあっては、軽い気持ちでお薦めとは絶対に言えそうにない。もちろん目に留まる残存遺構も限られてくる事から、所在地の確認及び無名に近い城跡の紹介程度で、今回のリポートは終えたいと思う。ただ自分の見た限り、遺構は当時から現在まで手付かずのまま、ほぼ完存に近い形で自然保持されたものと眼に映った事からも、興味のある方が覗く分には、決して無駄足には終わらないものとは思われたが、、、

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