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2010年9月11日 (土)

白髪城跡(京都府綾部市)

この山城は綾部市野田町にあって、既にリポート掲載を終えた井根山城(野田城)から見れば、尾根を共有した南東側に聳える山の、険峻な山上最高所(標高約253m)に位置している。「白ヶ城」の別称があり、当時梅原刑部太夫の居城が伝わってはいるが、詳細は不明

城跡を訪れるには、井根山城(野田城)を起点とすれば位置確認は容易いが、ルート図の如く国道173号より「井根山公園」駐車場を目指せばよい。井根山城をまだ訪れていない方には自ずと尾根をそのまま移動して向かえば良いが、ここでは駐車場から大師道を経由したルートを紹介させて頂いた。これは駐車場から道路に従って、大師道入り口となる目印の石仏を目印として向かい、そこからは尾根に向いて上り、更に山頂を目指して上るルートである。過去には登山道があったらしいが、現在は踏み跡すら消えており、数箇所で藪漕ぎ移動は余儀なくされた。上り斜面も中々厳しいものがあったが、所要時間20分(石仏から)で山上郭群に辿り着く事は出来た。

1_2 登城ルート

4 進入口

2 城跡概念図

現状(六月)城跡は藪化が深刻化しており、主郭は矢竹で全て覆われ、郭内に踏み入る事は困難を極める状況となっている。もちろん概念図に描いた主郭形状は外見からの推察になるが、低い段差で三郭に分かれている様には窺われた。その中で明確に判別可能な遺構は、主郭背後に備わる堀切帯郭程度と言う事になるが、矢竹の密生であれば、これから先も良い状態の城跡は拝む事は到底出来ないものと予測される。本来なら井根山城と併せた二城同日訪問をお薦めしたい処だが、この状態ではとてもお薦めは出来そうに無いのが現状でもある。むしろこれから「夏季においての訪問は絶対に禁物」と言う言葉しか浮かんで来ない。もしそれでも興味を持たれた山城ファンの方には、どの道主郭内の踏破は困難であったしても、山上までは僅かな藪漕ぎ程度で上れる事、あるいは険峻極まりない様相を呈した山城の風情は充分味わえるとは思われたので、トライしてみる価値はあるかも知れない、、、、

8tyuufuku_kaku_2 中腹尾根上の郭跡

9_nisi_kaku 西郭

11_obi 帯郭

14_horikiri 14_horikiri_1 堀切の現状

今回はこの山城が気になっていた方への、タイムリーな現況報告となったのであれば良しとしたい。

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