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2010年9月 9日 (木)

須野谷城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市竹野町須野谷(スノタニ)にあって、竹野川から集落を望めばほぼ独立して見える丘陵上に位置(画像に注目)しており、位置確認は容易い筈である。この但馬地方においては、圧倒的に豊岡市内に山城は集中しているが、その山城の中でもこの城跡は情報が皆無に近いものであり、事前に「石垣跡が残っているらしい」と言う、外部から得た情報だけを頼りに現地に赴いた。

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた神原城を起点とすれば分かり易が、「江野トンネル」を抜けた後は国道178号はそのまま更に西進し、一般道135号の道路標識のある場所で左折すればよい。ここからは次の左折箇所でもある「随音寺」を目指して南下すればよいが、その付近からは既に城跡の位置する丘陵は竹野川を跨いで視界に入るので、ルート図を参考にして今回車を預ける事になる公民館、あるいは城跡背後の切り通しを目指せば難なく付近までは辿り着けるだろう。個人的には公民館に車を預けて、大手とも感じられそうな谷筋から急峻な山容を眺めながら、直登口でもある南麓の墓地を目指したが、少しでも楽をしたいなら、城跡西背後の切り通し周辺に車の路駐スペースは充分あるので、ここから墓地に向かえば良いだろう。墓地背後斜面をそのまま直登で上れば、直ぐにでも山上郭が迎えてくれるはずである。

1route_2

登城ルート

5_2 城跡遠望

Zz 城跡概念図

11_shukaku_nai_genjyou_1 主郭内部の現状

13_isigaki 13_isigaki_4 石垣跡見所

14_obi_1 帯郭?

この山城は限りなく無名に近い城跡である事、更にこの時期(八月)の訪問ともあって、藪城は充分覚悟の上で臨んだつもりではあったが、ほぼ単郭と眼に映った山上主郭は夏草や低草木で一面覆い尽くされており、とても満足の行く見学は出来そうにない状態にあった。当然郭内部(画像に注目)の現状から考えても、目に留まる遺構(土塁など)は皆無に近く、郭形状(形態)などはほぼ推察に頼るしかない状況でもある。それでも主郭南東壁に低土塁の痕跡は確認、更に北西壁を全て覆い尽くしていたと思われる石垣跡は、高さが50cm程度ではあるが、数十mに渡って地表に露見しており、何とか今回の訪問における面目は保つ事が出来た。主郭北西壁を巡る石垣下は、地表が露見しないほどの下草で覆われた郭跡を確認する事が出来たが、これは空堀を伴った土塁なのかあるいは帯郭なのかは、はっきり判明しないままに終わってしまった、、、、残念!

城跡を個人的に評価すれば、縄張り妙味にも欠け非常に大味な城跡と言う事にはなりそうだが、遺構は手付かずのまま現在に至ったものとも察せられ、石垣跡も含めてほぼ完存に近いものと眼には映った。この石垣跡に興味のある方は、訪れても決して期待はずれに終わるとは思えないが、城跡自体(縄張りあるいは見応え)を期待して赴けば、落胆する事は必至とも思われた事から、ここは当時の石垣跡に興味のある方だけにお薦めの城跡、と言う事でリポートは終えたい。

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