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2010年8月21日 (土)

二ツ山城跡(京都府綾部市)

城跡は綾部市物部町/二ツ山にあって、名が語る様に北側の牧場から臨んでも、外見状二つの山になった山容は直ぐ確認可能である。城跡はその東側に縄張りを持つものであり、西側の山も戦略的には自ずと城域と考えても良いものとは思われる。この山城も周辺に点在している山城と同様に、城史に関しての詳細は不明である。

城跡を訪れるには、ルート図中に示した物部城、東野城、高屋城を起点とすれば位置確認は容易いとは思われるが、高屋城の南の道路から、一直線に牧場を目指して進行すれば分かり易いだろう。東麓から直登する事になるが、画像及び概念図に示した辺りから進入して、木々の比較的少ない斜面を上り、そのまま西山上を目指せば、10分程度で山上主郭までは到達可能となっている。

1_1_2 登城ルート

6_1 直登進入口

1_2_3 城跡概念図

10_karabori 東先端郭と空堀跡

21_shukaku_higasi_gedan 主郭より東下段郭

24_sanjyou_shukaku_1 主郭壁

27_sizen_karabori 巨大空堀(自然地形の代用?)

28_tatebori_1 西端の縦堀

城跡の形態としては、自然地形を代用したと見受けられる巨大空堀を境に、西山上の本郭群と東出郭群で分かれた構造であり、自然地形に任せたまま山上を削平して築かれただけの、比較的規模の大きい山城とは言えよう。よって長年の堆積物も含めた地表風化は充分考えられるが、切岸は非常に曖昧でもあり、現状から郭境を読み取るの少しばかり困難でもある。切岸跡が多少でも窺われたのは、主郭東段郭群の一部だけに限られ、中々目を楽しませてくれるまでには至っていないのが現状ではある。主郭西端には、これも自然地形をそのまま代用した巨大空堀地形が目に留まるが、唯一堀切道の形で、縦堀が南側斜面に向いて刻まれているのだけは確認出来た。東出郭先端にも唯一空堀跡は確認出来たが、これは相当埋もれているので、地形の窪んだ状態から判断するしか無い様には感じられた。

城跡は西側の主郭に向うほど藪化は進行(移動に余り差障りはないが、郭全体像の視認は困難)しており、これ以上状態が良くなるものとは決して考えられないので、まだ未訪で興味を持たれた方だけの対象とはなるが、訪れるのであれば夏季までの訪問をお薦めしたいのである。個人的には、物部町周辺に存在する山城巡りの一環として少し寄り道してみる程度、あるいはこの山城の所在地、現況が気になっていた方へのタイムリーなリポートになったのであれば良しとしたい。

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