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2010年8月19日 (木)

聖谷城/大城ヶ鼻城跡(京都府与謝郡)

城跡は京都府与謝郡与謝野町下山田、聖谷にあって、小聖神社」の北背後の丘陵上に位置している。この山城も地元の方の「小聖神社背後に城跡がある」と言った情報だけを頼りに訪れたのだが、先にリポート掲載を終えた広田城などと同様に、郷土史に載る程度の無名に近い山城だとは思われる。よって城史に関しての詳細は現状全く不明でもある。

城跡を訪れるには、北近畿タンゴ鉄道「野田川駅」を目印として目指せば分かり易いとは思われる。城跡へは小聖(コヒジリ?)神社社殿背後を直登で上る事になるので、ルート図の如く駅を起点とすれば、地元の狭い生活道路を通過して神社を目指して進行すればよい。その行き止まりは神社、あるいは小さな公園となっているので、ここの空きスペースを利用すれば車の駐車には困らないだろう。尚、城跡への最短ルートとなる直登取り付き地点は社殿背後としたが、山上に連なる段郭群に沿う形で山道が見えていたので、探せば本来の入山口は別にあるとは思われる。概念図に示したルートでは、数m程度の藪漕ぎは覚悟しなければならないが、5分内で主郭には到達可能となっている。

1_2_2 登城ルート

5 小聖神社(進入口)

1_3 城跡概念図

8_shukaku 主郭内の現状

11_hakobori_1 主郭北側の箱堀見所

14_dankaku_gun 北段郭群

丘陵上の南先端部に位置するのが主郭に相当するものと見受けられたが、一応城中最大規模を誇っている。この郭跡には現在倒壊した社殿がそのまま放置されており、その郭内部も現状(七月)草木が生い茂るままの荒れ放題の様相を呈している。更に主郭北側に向かえば、城跡唯一の堀切(箱堀)が眼を楽しませてくれてはいるが、深さのある空堀ではないので見応えには少々欠けるかもしれない。ここを境として、北東山上側に沿った斜面に重なり合う段郭群が、この山城の見所でもあり縄張りプランとしての特徴とも感じられたが、ここまで段郭群が山上に向いて延々と連なる形態は、余り他の山城ではお目にかかれないものと眼には映った。山上に向いて連なる郭跡の全ては概念図に描き切れなかったが、狭小段郭群も含めれば、一応20段以上の郭跡は確認出来た。もちろん段郭群の終わりが見えてこないので、流石に途中で下山したが、、、、

城跡を個人的に評価すれば、与謝野町に現存する山城として今まで紹介した山城と併せた同日訪問であれば、この城跡も含めて充分充実した山城巡りが出来そうな気はするのである。尚、ルート図中には大城ヶ鼻城の所在地も同時に記したが、最短ルートとなる城跡進入口(画像に注目)からは、溜池をかすめながら小さな墓地を経由して向かえば、直ぐにでも城域に達する事が可能となっている。ただ城跡の全域が密生する竹林地、あるいは雑木藪地となっているので、自ずと郭跡の全体像を窺う事は出来ず、郭移動も困難を極める状況にある。個人的には何とか城跡を縦断し、北端に備わる堀切道までの規模は大きい事と、郭切岸は直立に近い形でしっかりしたものが一部で残っているので、それなりに楽しめそうには思われたが、興味を持たれた方だけを対象とした城跡と眼に映ったのが本音でもある。

1 大城ヶ鼻城の進入口

3 郭切岸

2 北端の堀切道

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