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2010年8月26日 (木)

久斗城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は兵庫県豊岡市日高町久斗にあって、既にリポート掲載を終えた祢布城跡から見れば、隣接する西側の山塊にあたる標高184mの山上に位置しており、垣屋氏の居城でもある宵田城跡からも充分望める位置にある。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるにはルート図を見ればお分かりの様に、宵田城跡あるいは祢布城跡を起点とすれば、位置関係は歴然としているので、既にこの二城を訪れた方は迷わず到達出来るとは思われる。京阪神側から赴かれる場合は、国道312号を経由して宵田トンネルを過ぎて国道482号へ左折針路変更すれば良いが、少し走れば城跡の位置する山塊は視界に入る。城跡進入口は概念図(画像に注目)を参考にして、ガレージ脇から上り、踏み跡のある右手側(尾根先端を回り込む)へ移動して、谷状地形を通過後、更に右手側の斜面の雑木竹林地に取り付いて上れば、概念図に示した堀切の備わる南郭群には、10分内で辿り着けるとは思われる。見学の本命とも言える山上本郭群はここから更に急峻な斜面を上り続けなければならないが、直登斜面上は木々も多く蔓延り、この時期(七月)ともあって多少の藪漕ぎは強いられたが、麓から山上までは所要時間約20分で辿り着く事が出来た。

1route2 登城ルート

5 進入口

3ku 城跡概念図

この山城は山上主郭から南尾根上(直登斜面上)に郭を展開したものであり、道中最初に眼にすることの出来る、中腹に位置する南段郭群、あるいは尾根上の削平地も縄張りとして取り込めば、それなりに城域は広く感じられるが、郭占有面積が小さいので、やはり砦の域は出ない山城と言う事にはなりそうか、、、。山上郭本群には帯郭及び小規模な小郭が付随しているが、全長50m程度の主郭は段差程度の切岸高低差をもって三ブロックで成立したものであり、多少の形態の違い、規模の違いはあるが、但馬地方の山城特有の郭構成でもある、三連の土塁壇はここでも窺う事が出来た。堀切は主郭背後に備わっているが、現状土砂が流出して随分埋もれており、下草も多く蔓延っている事から、よく見ないと少し判別は難しい状態にある。ただ山上郭群は画像を見ればお分かり頂けようが、意外に藪化までには至っていないので、ほぼ全体像を掌握する事が可能であり、山上に佇めば臨場感は充分味わう事が出来るものとは思われる。

34_minami_dan_kakugun 南段郭群

33_minami_horikiri_1 南郭群の堀切見所

17_shukaku_gawa 山上本郭群北側

18_shukaku 主郭

25_shukaku_heki 主郭切岸

9_gedan2 南下段郭

この城跡には高低差のある堀切が刻まれていない事もあって、見応えのある遺構は皆無に近く、期待をして赴けば落胆する事は必至とも思われた。更に直登道中における多少の藪漕ぎを考えれば、全ての城跡ファンの方にお薦めはし難いが、掲載した概念図及びリポートに少しでも興味を示された方、あるいは自分も含めて楚々とした山城に魅力を感じる山城ファンの方には、充分お薦め出来る山城と言えるかも、、、。

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