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2010年7月 7日 (水)

河辺北谷城跡(京都府京丹後市)

城跡は京丹後市大宮町河辺にあって、既にリポート掲載を終えた周枳城からはほど近い距離にあり、ほぼ独立した低山山上に築かれている。この城跡は城史に関しての情報は皆無に近く、当時三宅氏が居城とした河辺城からは、北側に向いて直ぐの距離にあり、自ずと出城機能は窺われるが、推察の域は出ない。

城跡を訪れるには国道312号へ進入する事が先決となるが、この国道と平行して東側を走る一般道656号を経由して、ルート図中に示した「皇大神社」を目印として向かえば分かり易いとは思われる。ただこの「皇大神社」は地元の極端に狭い生活道路を経由して向かわなければならないので、実際にはルート図の赤ラインを辿って直接城跡を目指した方が良いだろう。付近に到達すれば、車は概念図に記した「尾崎鉄工所」付近に路駐箇所が見当たるので、そこからは未舗装農道を歩いて画像に示した直登口を目指せばよい。畦道からそのまま取り付けば、直ぐにでも堀切が迎えてくれる筈である。尚、先に触れた広そうな「皇大神社」敷地が河辺城とされるらしいのだが、今回は踏破するまでには至れなかった。

1_1_2 登城ルート

5_1 城跡進入路

1_2 城跡概念図

現状(五月)城跡は、全域にかけて藪化は進行中であり、主郭を始めとして郭跡のほとんどが低草木で覆われ、見通しは非常に利き難く、傍まで寄っての遺構見学は余儀なくされる状態にある。取り合えず概念図に示したまでが判別確認出来た遺構、あるいは踏破確認出来た範囲と思って頂ければ良いが、縦堀まで含めた空堀は、少なくとも四箇所で確認出来たので、この状況からして思えばそれなりに収穫があったとは言えるだろう。見所はもちろんこの空堀群と言えるのだが、中でも概念図中で最大見所と記した空堀(縦堀)は、見事な土塁が付随するものであり、見応えも申し分のないものなので、城跡にあっては絶対に見逃してはならない遺構とは思えた。今回は蔓延る草木に遮られ、郭全体の見通しも利かず、歩測も目測も出来ず、更に方向も見当が付き難く分かり辛かったので、概念図における方位も郭形状にも自信が持てないが、冬季の訪問ともなれば踏破可能な範囲も更に広がるものとは思われるので、残された遺構も決してこの限りではないものとは思って頂きたい。

8_kita_horikiri_3 北堀切見所

9_kitakaku_1 北郭の現状

11_karabori_1 中空堀見所

13_nisi_horikiri_1 西堀切(見事な縦堀

15_2ren_karabori_1 土塁を挟んだ二連の空堀見所

城跡を個人的に評価すれば、農道からは直ぐにでも到達可能な距離にあり、非常にお手軽感はあるが、この状態を思えば城跡ファンの全てにお薦めとは決して言えそうにない。個人的には城跡に備わる空堀群は、充分見学に値する値打ちのある遺構と目に映った事からも、藪を苦ともしない、この空堀群に興味を持たれた山城ファンの方にのみ、訪問をお薦めしたいのである。

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