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2010年7月19日 (月)

公庄下城跡/愛宕山城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市大江町公庄(グジョウ)にあって、北近畿タンゴ鉄道「公庄」駅より国道を挟んでほぼ真北側にある、ほぼ単独で孤立した丘陵上の東先端部に位置している。

この山城に赴くきっかけとなったのは、車で国道を移動中に休憩を取っていたところ、通りかかった地元の古老にこの付近での城山伝承地の有無を尋ねた事から始まるが、驚いた事にこの裏山(愛宕山)がそうであるとの返答が直ぐ得られた。しかし別の方に尋ねれば、警察署(派出所)の裏の山がそれであるとの返答でもあった。結果的にはこの二城は呼称の確認も含めて二度訪れた事になったが、後で調べた結果、後者は「公庄下城跡」と呼ばれる事が判明、前者は古老の話によれば「城跡の呼称までは知らないが、一度調査も入っているので市に問い合わせれば分かるだろう」との見解でもあり、恐らく「公庄下城跡」の詰城、あるいは由良川を監視すべく物見機能を備えた砦跡だろうと言うことに落ち着いた。今回は仮)公庄愛宕山城としてリポート掲載に及んだが、砦跡として地元に伝承が残っている以上、城跡として間違いはないものとは察せられる。結果的にこの砦跡は遺跡分布図の中には含まれていなかったが、城跡とするには明確な堀切跡がないので、恐らく遺跡としては正式に扱われていないものとも思われる(推察)。

1routegujyou 登城ルート

4 直登取り付き地点

3gu 城跡概念図

8_nisi_horikiri_2 西堀切見所

13_horikiri_1 堀切と土塁見所

14_shukaku_dorui 主郭内より土塁見所

15_shukaku 主郭の現状

17_minamikaku1_3 南切岸見所

まず「公庄下城跡」の形態は、ほぼ概念図の通りと思って頂ければよいが、堀切より西側は未踏に終わっているので、遺構も縄張りもこの限りではないのかも知れない、、、規模は小さいながらも、主郭の堀切側には大土塁が付随しており、西郭側にも尾根を断つ堀切が備わっている。もちろん見所はこの二本の堀切と土塁であると言う事は言うまでもないが、主郭南側の帯郭壁となる直立に近い切岸の状態も良いので、見応えは相当なものが感じられた。現状、城跡は城域が狭い事も相俟って、この時期(六月)でも郭移動に差し障る事もなく、更に遺構の判別確認にも支障は全く来たさない状態にある。城跡を個人的に評価すれば、公庄下城はもちろんの事、愛宕山城(砦跡)も取り込んだと察せられる築城環境は、充分見学の価値がある様には感じられたが、更に二城併せたものがこの城跡の本質であるとも考えられるのである。尚、「仮)公庄愛宕山城跡」の現状リポートは画像をクリックの事

20 仮)公庄愛宕山城のリポート

20_2 愛宕山城進入口

20_5 20_6 愛宕山城山上郭

城跡を訪れるには、まず国道175号に進入する事が先決となるが、「公庄駅」あるいは「妙心寺」を目印として向かえば、難なく付近までは到達出来るとは思われる。城跡までは比高30m程度を上る事になるが、直登取り付き地点は概念図に示した国道沿いにある民家の庭先手前(画像に注目)からで、そのまま斜面に沿って上れば、5分もあれば主郭に到達可能となっている。個人的には「妙心寺」側の激斜面を登って国道側に降り立ったが、寺院側からの直登はリスクが大き過ぎるので余りお勧めは出来ない。

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