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2010年7月 4日 (日)

梅谷城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市梅谷にあって、梅谷集落から見れば川を挟んだ南対岸のほぼ独立した八巻山の山上がそれにあたる。この山城も情報は皆無に近く、城史に関しての詳細は不明

城跡を訪れるにはもちろん国道9号を利用する事になるが、京阪神側から向かえばルート図に示した様に、「ローソン」を目印として「梅谷バス停」東側の橋を南側へ渡ればよい。橋からは既に城跡は望める位置にあるので確認は容易い筈である、付近の農道には駐車空きスペースもあるので駐車に困る事はなく、概念図に示した付近にある低いコンクリ砂防壁の隙間から取り付いて、そのまま山上に向いて直登を敢行すれば、藪漕ぎもなく(植林地)直ぐにでも(5分内)主郭には到達可能となっている。

1_1 登城ルート

4 橋より城跡遠望

1 城跡概念図

ただ遺構見学に際してはどの山城もそうである様に、必ず何人かの所有者がいるものと心得なければならないが、直登開始地点付近の農道沿いには「許可無く立ち入り禁止」と書かれた立て札が掲げられていたので、当然赴かれた方は必ず自己責任において入山して頂きたいと思うのである(一応念の為に)。個人的には直ぐ付近で草刈をしておられた地元の方に出逢い、軽く挨拶を交わした上で山上まで上ったが、何も咎められる事はなかったので気にせず見学させて頂いたのだが、、、、

9_dorui_karabori 北東空堀、土塁見所

16_higasigawa_kaku_2 郭跡

20_shukaku_yori_higasi 主郭

25_shukakuheki 主郭切岸

21_nisi_dorui_horikiri_3 南西空堀、土塁見所

この山城の山上郭群の全長は、50m前後の非常に小規模なもので、その形態としては主郭に僅かな段差は見受けられるが、ほぼ単郭で形成されており、その主郭を挟む形で二箇所に防備としての空堀と土塁が備わっている。この空堀は現状の地形から判断したところ、縦堀に繋がるものとは見受けられなかった事から、土塁は受け土塁、空堀は武者隠し的な機能が備わっていたものと思われた(推察)。現状(六月)判別確認出来た遺構は、ほぼ概念図に示した通りと思って頂ければ良いが、とても縄張り妙味がある城跡にはあらず、見応えのある遺構は皆無に近いものである。しかし数百年の風雪に耐えながら現在に至った事を思えば、縄張りも遺構もシンプルが故に、ほぼ完存に近いものと見受けられたこの城跡は、史跡としての価値が決して下がるものとは思われないのである。

城跡を個人的に評価すれば、決して遺構の見応えを求めて訪れてはいけない、規模を問わず楚々とした山城にロマンを感じる事の出来る、少しマニアックな山城ファンの方を対象としてお薦めしたいのである。もちろん興味を少しでも持たれた方も、その対象となるのは言うまでも無いが、、、

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