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2010年6月17日 (木)

丹後 森本城跡(京都府京丹後市)

城跡は京丹後市大宮町森本にあって、現在その主郭には秋葉神社が建立されている。この城跡も後でリポート掲載予定の明田城と同様に、当時は成吉越中守の居城が伝わっているが、此方はその縄張りの形態から窺っても、明らかに館城が想像されるものであり、街道筋から近い利便性、あるいは規模の大きい主郭からも充分それを感じ取る事が出来る。

城跡を訪れるには、先にリポート掲載を終えた三重城を起点とすれば分かり易いが、三重城から一般道655号を更に北上すればよい。家屋の密集する森本地区西手前には、周辺の史跡案内板も設置されているので、そこで直登取り付き付近となる「大屋神社、あるいは主郭転用地にある「秋葉神社」を確認して向かえばよいだろう。車は森本公民館の空きスペースを利用し、そこからは概念図に示した地元消防施設を目印として、大屋神社に向いて歩けばよいが、その正面に望めるのが城跡であり、位置確認は容易いとは思われる。尚、本来の参拝登山道は、東側の民家が建ち並ぶ付近に畦道としてあるが、現状参拝する人もほとんど途絶えたものと見受けられ、登山道は荒れるに任せて場所によっては沢水が入り込んで非常に歩き辛く、登山口を探すにも少々手間がかかると思われたので、5分とかからず南郭跡に到達可能な直登口(竹林地)を概念図には記した。

1_2

登城ルート

5 進入路

1_2_2 城跡概念図

現状(五月)城跡は、載せた画像で多少お分かり頂けるとは思われるが、社殿の建つ主郭内は低草木が蔓延り、他は全て竹林地、あるいは雑木藪と化している状況にある。概念図(今回は正確さに自信が持てない)に記したまでが、個人的に判別確認出来た遺構群と言う事になるが、主郭内部は神社敷地として後世においてどこまで地形改変(造成拡張)があったものかは想像も付かず、遺構残存度に関しては評価は少し難しいものがある。ただ主郭背後の堀切(箱堀)、あるいは帯郭群南郭群などは当時のまま現在に至ったものである様には窺われたが、、、堀切より更に北側にも、切岸跡の残る規模の大きそうな副郭が見受けられたが、踏み入る事も出来ない状況にあり、自ずと踏破は断念した。

7_minami_kaku_1 南郭群

8_doruidan_heki 南郭の土塁壇

16_shukaku_2 主郭の現状

18_dai_horikiri_1 堀切(幅のある箱堀)見所

20_higasi_obi 東帯郭

城跡を個人的に評価すれば、状態が良くないので是非お薦めとは言い難いが、館城としてその縄張りを窺えば、高低差のある切岸などからも非常に見応えが感じられるものであり、技巧に富んだ遺構はお目にかかれないが、郭が単純に配されていない分、縄張りプランにユニークさと独自性を感じる事は出来た。よって状態は悪いが、充分見学する価値のある城跡と言う事にはなるだろう。

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