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2010年6月11日 (金)

塔城跡(京都市右京区)

城跡は京都市右京区京北塔町にあって、国道162号線沿いにひしめく塔集落から見れば北側に位置しており、低丘陵上の最高所を主郭として、南麓枝尾根上に城域は広がっている。現状城史に関しての詳細は不明であるが、この形態を窺う限り、縄張り妙味などは求める以前の話であり、見応えのある遺構は皆無、縄張りプランも地形任せに尾根上を削平しただけに終わっており、防備とする堀切も土塁も目に留まらなかった。辛うじて主郭の切岸跡、主郭北側に風化して分かり辛い、空堀かも知れない地形を確認したが、とても断定出来る状態にないので、推察程度に終わってしまった。

1_1 登城ルート

5 進入口

1_2 城跡概念図

8_nanntou_kakugun_2 南東郭群(曖昧な地形)

19_nanseikaku_gun_1 南西郭群

12_shukaku_1 主郭の現状

15kita_karabori_tikei 北、僅かな空堀地形

現状(五月)、城域とされる南麓に展開される郭群は、ある程度全体の見通しが利き、それなりに規模も把握し易く見て回りやすい状態にあるが、山上主郭においては、画像を載せた様にとても醜い状態にある。主郭は物見あるいは狼煙台程度のものであり、山城ファンにおいては、完存と伝わる遺構には間違っても期待を持って訪問はしない方が良いものとは思われた。もちろん史跡としての価値は決して下がるものではないが、、、、個人的には事前に探索するつもりで寄ってみた、北西丘陵上にある神社敷地の方が、城跡遺構とすれば切岸跡あるいは縄張りプランも明確であり、よほど城跡らしい風情が感じられた。此方も一応概念図は載せたが、府の遺跡分布図の中には、塔城の城域としては含まれて居らず、城跡としての認識は全くないものと思われる。谷状地形を挟んで隣接するこの状況は、戦略的に考えても自ずと塔城の城域として考えられるのだが、、、、。

Photo 社殿までの最短ルート進入口

1 3 城跡遺構か?推定参考地

城跡を訪れるには既にリポート掲載を終えた京北宮城、あるいは中江城を起点とすれば分かり易いが、周山街道(国道162号)を経由して、周山で国道477号へ針路変更、後はルート図あるいは概念図に進入口(入山口)は示したので、これを見れば直ぐお分かり頂けるだろう。

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コメント

TAKUさん今晩は。
先日は、貴重なご意見ありがとうございました。
本日も丹後大宮町の城郭調査にいつてきました。
本日の情報として前回確認できなかった「延利向山(縁多城)」を確認することが出来ました。
想像以上の規模、特異な遺構、矢竹の密生、あまりにも多い倒木、今年初の本格的な暑さにより再度を期して帰ってきました。

TAKUです、コメント拝見致しました。
今日は生憎の雨模様となり、とても山城巡りの出来る状態ではないですね。この一週間は週間天気予報でもずっと雨が伝えられているので、次の日曜日までは中々無理かも知れません。
ところで流石に丹後の山城は厳しそうですね、今までブログでリポート掲載に及んだ丹後の山城は、まだ随分ましな方とも言えそうです。地方によってこれだけ状態が違うのは、やはり近年山の手入れをする後継者が育っていない事もありますが、植林地化されていないのが最大の要因だとも考えられそうです。先日は福知山でも都市化されている辺りの山城巡りをして来ましたが、雑木が密生しており、とても探索したい意欲の湧いてくる山城とは遭遇出来ませんでした。
これから先の事を思えば、無名に近い山城は今が一番ベストな状態なのかも分かりませんね。

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