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2010年6月27日 (日)

両合院相谷城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市夜久野町直見にあって、先にリポート掲載を終えた宮山城から見れば、遠く北側の山頂(標高約380m)に位置している。宮山城でのリポート記事で触れた様に、その様相はに「天空の城」をイメージさせるものであり、山頂からは眺望が利く事、遺構残存度の高さ(ほぼ完存、山城としての険峻な様相や遺構の醍醐味、あるいは縄張りを把握し易い状況も加味すれば、最短ルートとなる踏み跡を辿っての登山では、片道30分(宮山城から)は要するが、山城ファンの方々には是非お薦め出来る城跡と眼には映ったのである。尚、自然と触れ合いながらのトレッキングを楽しみたい方にも、専福寺のある麓から尾根伝いに歩いて山頂を目指せば、道中には下界を望める箇所も数箇所あるので、充分楽しめそうには感じられたが、、、城史に関しての詳細は不明。

1route 登城ルート

3ai 城跡概念図

城跡を訪れるには、概念図に記したように作業用林道(軽トラ用)が城跡真下の直ぐ傍まで繋がっているので、林道の状況まではよく分からないが、小型(コンパクト車)の四駆であれば、充分ここまでは上って来れるとは思われた。ただ歩いて上る(林道入山口は不明)のであれば、麓からは相当時間もかかり距離もたっぷりある様には感じられたが、、、取り合えず個人的に利用したルートは踏み跡も残っており、迷わず山上までは辿り着けるとは思われたので、宮山城を先に見学された方には、その背後にある巨大空堀地形から、更に北側尾根に沿って上るルートをお勧めしたいのである。ただ下山においては尾根が三箇所に限られるが、二つに分岐する場所もあるのでルートを間違えないように、用心の為にマーキングを施しておく必要はあるだろう。

9 南斜面の堀切、土塁見所

16_shukaku_1

主郭内

18_shukaku_kitaheki_1 主郭北切岸

24_nisinaka_kaku 西郭

26_nakakaku_heki_1 西郭切岸

19_kita_horikiri_dorui_2 北側の堀切、土塁見所

22_horikiri_heki 堀切壁見所

31_tatehori 西端の縦堀見所

現状(五月)城跡は、先に触れたように山上郭全体像の見通しも利き、更に遺構も判別し易く、山城としては非常に見て回りやすいレベルの高い状態にある。よって概念図の如く、個人的に踏破した範囲内で目に留まった遺構は全て判別確認可能な状況でもある。この城跡の所は様相も含めて、山上郭群全てとも言い切れそうに思われるものであり、本郭群の規模は70mにも満たない小規模なものではあるが、高低差を誇る切岸、あるいは堀切などは、充分眼を楽しませてくれる筈である。この山城で何よりもお薦め出来ると思われたのは、木々の伐採された山上に一人佇んだ時の下界のロケーションであり、近年山の手入れをする後継者が減った事を思えば、何よりも変え難いものである様に感じられたのである。険峻な山城を踏破した時の喜びは、残存遺構はもちろんの事ではあるが、次に達成感と同時に、当時に思いを馳せる事の出来る状況であり、それが限りない戦国ロマンに浸れる要素に繋がるとも思えるのである。

険峻な山城に余り上り慣れておられない城跡ファンの方には、少し厳しい登山になるのかも知れないが、トライしてみたい気持ちのある方には迷わずお薦めしたい山城の一つである。

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