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2010年5月11日 (火)

神谷城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市夜久野町額田神谷にあって「下夜久野駅」から牧川を隔てた南西側の丘陵上に位置しており、先にリポート掲載を終えた荒神城あるいは鳴岩城側からも充分望む事が可能な位置にある。城史に関しては不明

城跡を訪ねるにはルート図の如く、国道9号沿いにある「下夜久野駅」の西側の交差点から踏切を渡って「善照寺」を目指して向えばよいが、登城口となるのは概念図に示した墓地からで、この墓地石段を利用してそのまま尾根上に向いて踏み跡を辿れば、10分程度で山上主郭までは辿り着けるとは思われる。

1route 登城ルート

6_tozanguti 登城口

3kami 城跡概念図

上り出せば直ぐにスケールの大きい片堀切(画像に注目)が左手側で目に留まるが、必然性から堀切と思えたのであり、これが当時のままの遺構だと言う確証はないので、見たままを楽しめばそれで良いとは思われる(当時のものなら「凄い!」と言う表現がピッタリの遺構)。それを過ぎれば郭跡地の転用とも思える配水施設(廃屋)を通過し、更に連続する、移動尾根に沿って上れば、ほぼ二段で成立した段郭が最初に迎えてくれる手筈となる。城跡の形態としては、尾根上を地形に任せて削平し、本郭部の郭壁は切岸とし、主郭の南北を堀切で断ったほぼ三郭で成立したものであり、直線的で単純過ぎる形態の為に、縄張妙味には随分欠ける山城と言う事になるかも知れない。小規模である事からも、出城あるいは砦機能として考えれば良いものとは思われるが、見所としては明確に判別可能な遺構でもある、南北に横たわる堀切はまず挙げられようが、個人的には少々地味な存在ではあるが、木々の少ない斜面を下まで鋭角に落ち込む状態の良い切岸(画像に注目)が一番眼に焼きついた。他では主郭端に僅かながら土塁跡が窺われ、南側痩せ尾根上に沿って、連続した削平地が目に留まる程度と思って頂ければ良いだろう。

9_dai_karabori_2 当時の遺構なら凄い片堀切見所

15_kita_2dankaku_1 北二段郭、奥堀切

17_horikiri_1 北堀切見所

19_shukaku 主郭内

23_heki 主郭切岸見所

20_minami_horikiri_dorui_1 南堀切、土塁見所

現状(三月)城跡は植林地化されているので比較的見通しは利き、雑木が余り蔓延っていない事、あるいは城跡がコンパクトな縄張りである事も相俟って移動もし易く、山城としては比較的見学し易い良い状態にある、恐らくこれから四季を通してこの状態は自然保持されているとも思われるので、見応えのある遺構は少ないが、先に触れた二城と併せた山城巡りとするのであれば、充分訪問はお薦め出来そうには思われた。

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