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2010年5月25日 (火)

東河 黒田本城跡(兵庫県朝来市)

この山城に関しては、南麓枝尾根に位置する支城、あるいは出城は既にリポート掲載したが、今回は現地でそれなりに城跡を知った方と巡り合える事が出来、前回曖昧に終わっていた寺木城小川城の位置をやっと確定する事が出来たが、その結果は地図中に示したので改めて拝見して頂きたい1_1_2

この黒田城跡は数回に渡る訪問において、山上から南麓に至るまで大規模な城砦群とも窺われたが、今回の訪問では黒田城の本来の姿(城域)を解明すべく、遠く標高約300m地点にある山上郭群を目指した。この山城も情報としては皆無に近い無名に近い山城の一つなので、この黒田城山上郭の訪問リポートは、興味のあった方だけが対象になるとは思えるのだが、まだ未訪の方には是非この訪城リポートを参考にして、見学に赴いて頂ければと思うのである。今回も残念ながら南麓に広がる枝尾根全域の踏破(広域過ぎる!)は叶わなかったが、既にリポート掲載を終えた支城群も併せれば、丹波黒井城砦群にはとても及ばないが、山上郭群を頂点として南麓まで郭の展開された、予想した通りの黒田城砦群と呼ぶに相応しい城跡と言う事もほぼ判明した。1_3

登城、下山参考ルート

4_enbou 真南からの遠望

1_5 黒田城山上郭群の概念図

山上郭群から南麓に向いて広がる各出城群はルート図に示した通りであるが、今回下山後に現地で聞き及んだ話(前回訪問時より別の地域)によれば、本来の黒田城はこの山上から麓までの全てを含めたものであり、更に居館跡と呼ばれる郭群が、山上郭群から南枝尾根側の寺木城との中間尾根上に位置している事でもあり、地元ではこの居館跡地は寺木谷にある事から、この地を寺木城と呼んでいるらしい事も分かった。反面神社敷地に展開される公の城跡呼称でもある寺木城、それに隣接している小川城はご存知ではなかったので、此方が驚いてしまったほどでもある。もちろん最初から地元の方がこの城跡の本来の姿を知っていたら、ここまで城跡呼称の判明に苦労はしなかったものとは思えたが、、、。

城跡へ訪れるには、当然山道など存在しないので個人的に利用した分かりやすい直登取り付き口をルート図に示した。それは小栗城直登口に近い神社背後から取り付いて城跡西側の尾根に沿って上る最短ルート(藪漕ぎはないが倒木は多い)になるが、主郭までは15分で辿り着くことが出来たので、これから臨まれる方には分かり易く到達出来る様には感じられた。

7_nisikaku_1 西郭

8_nisikaku_nobori_dobasi 西郭の上り土塁

11_horikiri 堀切(片堀切)見所

18_1 南出郭見所

19_demaru_higasi_heki 出郭切岸

11_shukaku_1 主郭の現状

13_shukaku_haigo 主郭背後

現状(四月)城跡は意外にも比較的見学し易く見て回りやすい状態にあったが、山上郭群の風化は激しく、当然の事ながら郭境は曖昧となっており、主要三郭と出郭で形成された縄張りが把握出来る程度と思って頂ければ良いだろう。もちろん出郭側面(画像に注目)の切岸などの様にしっかりしたものも残ってはいるが、堀切などは元から浅く掘削されたものかも知れず、見応えにはほど遠いものでもある。山上郭群はほぼ概念図に示したまでと思って頂ければ良いのだが、斜面に備わるかもしれない縦堀までは探る余裕はなかったので、遺構も決してこれだけには止まらないものと思って頂きたいのである。個人的には下山は小川城に繋がる尾根沿いに下りたが、最初から南尾根上に存在する居館跡が分かっていたのであれば、迷わずそちらに下山したのだが、今思えば非常に残念な結果となってしまった。これから赴かれる方には、自分は踏破出来なかったが、是非南尾根上にあると伝わる居館跡地までは覗いて頂きたいと思うのである。尚、先に触れた小栗は山上に削平地がある程度の山城2

でもあり、見逃していたかも知れないが、インパクトのある堀切は窺われなかったので、取り合えず参考までに、、、遠距離訪問の為に訪れる回数も限られ、今回で長く続いた東河川沿いの山城巡りは一息付いたが、又機会があれば山上主郭から寺木城に繋がる尾根上の居館伝承地も覗いて見たい気はする。

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