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2010年4月30日 (金)

音羽氏城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市音羽にあって、ルート図でお分かり頂ける様に先にリポート掲載を終えた音羽北城から見れば直ぐ東に聳える山の山上に位置している。当時は音羽半兵衛の居城を伝えるも、城史に関しての詳細は不明である

1_1 登城ルート

4 登山口

1_2 1_3 城跡概念図

城跡へ向うには道路沿いのルート図(画像に注目)に示した場所から、登山道が山上主郭まで繋がっているので、10分もあれば迷わず辿り着けるだろう。現状(三月)山上郭群の主郭だけに限れば、木々も伐採されて下界の見通しは利く状態にあり、地元で聞き及んだ通りに最近桜が植樹されており、史跡公園あるいは地元の方の憩いの場として生まれ変わろうとしている事は充分窺えた。もちろん木々の伐採される以前を知らないので、ビフォアー、アフターとして比べる事は出来ず、現状の見たままをリポートさせて頂くのだが、概念図に示した遺構群は崩落石も含めて、残存大石垣跡、主郭三方を囲む大土塁、その周囲における切岸跡、空堀と言った具合に、明確に判別確認可能であり、山城としてはこれ以上望めない非常に良い状態にある。流石に櫓台周辺は風化、あるいは石垣の崩落が激しく、地形からその当時の状態を想像するのは至難の技とも思えたが、二段程度の郭段差は推察出来そうには思えた。その櫓台北背後には僅かながら空堀跡も窺え、土橋状の仕切り土塁から更に西側の斜面に空堀跡も窺う事が可能である。

8_koguti 大手虎口側

12_koguti_isigaki 虎口石垣見所

16_nisi_dorui 櫓台より主郭

16_nisi_kadoisi土塁 内壁の隅石見所

19_kita_heki_isi 櫓台内壁

21_nisigawa_heki 主郭西切岸見所

26_karabori_1 空堀見所

城跡最大の見所を挙げれば、やはり大石を使用して築かれた石積みに尽きるとも言えるが、主郭大手にはかつて櫓門でも存在していたかの様な石垣跡(画像に注目)が虎口を形成しており、未だ隅石と共に現存している。主郭三方を巡る土塁内壁には、そのまま土に埋もれたままの石垣もあるが、随所に石垣跡は露見しており、使用された巨大な大石がこの山城の特徴となって、更にその醍醐味に華を添えた形となっている。

城跡を個人的に評価すれば、遺構が目白押しの城跡ではないが、未だ現存する石垣跡、内壁を石垣で構築した堅固な様相、山上に佇めば南麓の集落までが一望出来る状況などを含めれば、自ずと当時に思いを馳せる事も可能であり、当然是非お薦め出来る山城と言う事にはなるだろう。

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