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2010年4月27日 (火)

夜久野 西山城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市夜久野町大油子西山にあって、先にリポート掲載を終えた秋葉城から見れば北西側に聳える標高240m(比高100m程度)の山頂に位置している。秋葉城と呼応し合いながら谷筋を挟んだ形態は自ずと二城の関連性は窺われるも、秋葉城と同様に情報は皆無に近く、推察の域は出ないものでもある。城史に関しての詳細は不明

城跡へはルート図の如く秋葉城あるいは段城を起点とすれば判断は付き易いが、秋葉城直登開始地点より少し北に向いて歩けば直ぐ神社が目に留まるが、その社殿背後の谷状地形をそのまま直登し、途中から勾配がきつくなれば左側の尾根に沿って上り、それを上り切れば山上郭群には迷わず到達可能である。きつい斜面を直登する事にはなるが、神社から15分程度あれば山上郭が歓迎してくれる筈である。尚、下山時においては真南の尾根先端部にある墓地に下り立ったが、こちらから上る方が激斜面でもあり、相当きつそうに感じられたので、これから臨まれる方には分かり易い神社背後からの直登ルートを選択される事をお薦めしたい。

1_akiba_2_2 登城ルート

4 城跡遠望

1_2 3nis 城跡概念図

12_nobori_dorui 上り土塁虎口見所

17_minami_dankaku_1 南段郭群

20_shukaku 主郭内

23_sita_horikiri_1 堀切見所

26_toutan_horikiri_ato_1 最北の堀切見所

現状(三月)城跡は、ほぼ全域が植林地化されており、間伐も行われているので見通しも効き、非常に見学し易い状態にあるが、見所と言える箇所は少なく、最北の尾根を断つ二連の堀切、切岸跡、上り土塁虎口挙げられる程度でもある。その中にあっては折れの生じた上り土塁虎口は空堀状の部分が武者隠しに見えなくもなく、その機能を想像するだけで充分楽しめそうには思えた。個人的に一番見応えを感じた部分は、険峻な山上を削り落として築かれた切岸で、主郭両サイドから切岸が崖状急斜面として落ち込む様、あるいは堀切の堀底部まで落ち込む様は、木々の少ない斜面においてはその全体像が窺えるものでもあり、険峻な山上に位置したこの山城の風情を楽しむ分には最適かとも感じられた。技巧を有した遺構はほとんど目に留まらず、縄張り妙味に満ち溢れた城跡とは言えないが、大油子地区に存在する山城巡りの一環とすれば、決して欠かす事の出来ない山城である様には目に映ったのである。

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