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2010年3月13日 (土)

赤道城跡(京都府綾部市)

城跡は京都府綾部市十倉向町にあって、集落の南背後に聳える低山山上に位置しており、現在山上主郭には小さな祠が祭られている。府道1号線に沿って流れる上林川沿いには、多く山城が点在しているように見受けられるが、その数多い山城の中では、当時の城主でもあった渡辺氏の存在は分かっており、一応素性の分かる城跡とは言えるが、詳細は不明でもある。次でリポート掲載予定の沼ヶ谷城は、ほぼ対岸に呼応する形の丘陵地にあるが、地理的環境を考えれば、そこを居城とした渡辺隠岐守俊久の出城とも考えられるかも知れない。どちらにしても渡辺氏一族の城跡とみて良いものとは思われるが、、、

城跡へ向うには、スタート地点によっては色々なルートが考えられるので、ここでは割愛させて頂くが、国道27号を経由して取り合えず府道1号線に入る事が先決となる。既にリポート掲載を終えた山家城を起点とすれば分かり易いが、そこから5kmも小浜に向いて走れば、付近までは難なく辿り着けよう。麓からみて最上段に位置する民家横からが参拝用登山道となっており、ルート図の赤ラインを辿れば迷わず山上主郭までは到達出来るとは思われる。尚、車は付近の道路は狭いが、探せば路駐可能な場所は見つかるはずである。

1route 登城ルート

6 登山道進入口

3ak 城跡概念図

現状(二月)城跡は訪れた時期が悪かったのか、一面が積雪で白く覆われており(途中の丹波周辺までは積雪はなかった)、折角の登山道がありながら滑りやすい勾配のきつい山道を慎重に上ることを余儀なくされた(この状態で登山を敢行するのは自分も含めて限られるだろう)。しかし民家横から15分程度で主郭まで辿り着けた事を思えば、通常では10分もあれば上れるのかもしれない、、、

12_shukaki_minami 主郭背後の片堀切見所

13_shukaku 主郭内

15_2maru_dorui 主郭より二郭の土塁見所

16_2maru_yori_shukaku 二郭より主郭

17_3maru_1 三郭内

城跡の形態は郭高低差のほとんどない、ほぼ三郭で形成されたものであり、全長100m足らずの小規模なものであり、目に留まった遺構は郭跡を除けば土塁、虎口跡、切岸跡程度で、主郭南背後に片堀切地形を確認した程度でもある。ただし現在の状況(積雪に覆われて地形が把握出来ない)を考えれば、この積雪で滑りやすい急斜面上に佇んでまで地形を観察する事は不可能に近かったので、概念図に描いたまでが本来の城跡の姿ではない事は分かって頂きたい。周囲の地形から考えても、更に畝堀とまでは言わないが、多くの縦堀が刻まれている様には感じられたのである(当然推察)。全体の印象としては、切岸がしっかりしている事もあって、コンパクトにかっちりまとまった山城と言う事になろうが、この状況でなければ周囲に木々の少ない斜面を、上り下りしながら楽しめた事は充分予想される。結果的に積雪でも難渋せずに上れた(スニーカー)事、あるいは山上は木々が少なく見通しが利く事を思えば、充分訪問をお薦め出来そうな山城とは思えるのである。個人的には再訪の余地を少し残してしまったがこれからの楽しみとしたい。

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