« 八津良城跡(京都市右京区) | トップページ | 鳴岩城跡(京都府福知山市) »

2010年3月31日 (水)

夜久野 荒神城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市夜久野町額田由利にあって、文献資料などによっては所在地を採用して「額田由利城」として記載されているものもあり、額田地区に多く点在する山城の中にあっては、探して訪れる分には多少紛らわしくも思われるのだが、ここでは府の遺跡データに記載されている呼称、荒神城」を採用してリポート掲載に及んだ。恐らく過去において山上に荒神が祭られてあった事から、この呼び名が付けられたのだとは思われるが、これから訪問される方は、同地区に全く呼称の違う二城が別に存在する訳ではないので、別城として勘違いしないよう注意が必要とは思われる。ただこの額田地区の山を個人的に探索した結果、別の山上に削平地(城跡遺構らしきもの)が見受けられたり、文献資料の類には登場していない城跡遺構らしき跡も目に留まったので、荒神城=由利城の図式が成立するのかどうかは、現在断定が下せるまでには至っていないのでどうぞ悪しからず。城史に関しては唯一夜久氏の居城が伝わる程度であり詳細は不明でもある

1route_2 登城ルート

5 東光寺より登山口遠望

1a_5 城跡概念図

1a_4

推定城跡との位置関係

 城跡へは国道9号沿いにある山陰本線「下夜久野駅」を目印として目指せば分かり易いが、駅前からはルート図を参考に西側にある「東光寺」を目指せば分かり易いだろう。寺院の駐車場に車を預ければ、概念図の如く住宅の隙間にある登山口となる金属梯子まで歩き、そこからは山道に従って上れば、迷わず山上郭群までは到達出来るとは思われる(寺院から10分程度)。

13_kaku 南郭

16_yagura_gawa_1 主郭より櫓台側

24_dobasi_horikiri_1 北側、土橋付き堀切見所

26_kita_sanjyou_kaku 北山上郭

29_sizen_horikiri_1 北端の自然堀切地形

城跡は少し複雑な地形に任せて山上を削り出して築かれたもので、眼にする事の出来る遺構は、郭跡を除けば土橋付き堀切、山上郭群の櫓台機能と見受けられる土塁壇、北側の自然地形を取り込んだ形の大空堀と、多くはないがそれなりに山城の風情は味わえよう。現状(三月)地表は荒れるがままではあるが、植林地化されているお蔭で山上は見通しも利き、木々の隙間からは集落も見通せる状況にあるので見学もし易く、楚々とした山城の良さは充分堪能出来そうには思われた。個人的には後でリポート掲載予定の鳴岩城、神谷城も併せた山城巡りとなったが、三城における移動時間は少なく、更に綾部まで寄り道した訪問が可能であった事からも、非常に充実した一日を過ごす事が出来た。

尚、この城跡の東側の妙龍寺背後に、個人的に城跡と見受けられる遺構の存在が地形から確認されたが、今回は推定「荒神東城跡」として同時リポートさせて頂いた。これから訪れる方には是非寄り道してでも一度足を向けて頂きたいと思うのであるが、既に城跡として認知されているのであればご容赦願いたい(現状リサーチ中にあるが判明せず)。取り合えず概念図を同時掲載したが、山城ファンなら直ぐそれと分かる堀切、土塁(移動を含めた)、切岸は明らかに存在しているので参考までに、、、

Photo推定)城跡遺構

1_3 直登切岸

2 主郭

3 土塁見所

« 八津良城跡(京都市右京区) | トップページ | 鳴岩城跡(京都府福知山市) »

京都(福知山)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夜久野 荒神城跡(京都府福知山市):

« 八津良城跡(京都市右京区) | トップページ | 鳴岩城跡(京都府福知山市) »

無料ブログはココログ