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2010年3月 3日 (水)

仏南寺城跡(京都府綾部市)

城跡は綾部市里町小南にあって、名が語る様に仏南寺直ぐ背後の丘陵上先端に位置しており、丘陵上の主郭(東郭)には現在忠魂碑が建立されている。城史に関しての詳細は不明

城跡へ京阪神から向うには、舞鶴若狭自動車道「綾部」ICが最寄の乗降口となるが、降りれば直ぐ府道77号へ合流する事になる。先にリポート掲載を終えた有岡若宮城からみれば、南下すれば1kmの距離内にあって、これから訪れる方にとっては自ずと同日訪問は考慮に入れたい処ではある。南下すればルート図の如く城跡進入口となる妙泉寺、あるいは仏南寺を目指せば良いが、どちらも駐車場はあるので、少しの間利用させて頂けば良いものと思われる。個人的には仏南寺背後を多少の藪漕ぎしながら直登(5分内)したが、これから訪れる方には山道のある妙泉寺側から上られる事をお薦めしたい(概念図及び画像に示した)。

1_1_3 登城ルート

25_kita_jiin_gawa 妙泉寺からの進入口

1_2_3 城跡概念図

城跡の形態としては自然地形を取り込んだ形で、巨大空堀を挟んで東西に主要郭が配されているものであり、郭周囲に防備として優れた空堀が備わる事から便宜上東郭を主郭としたが、規模は西郭群の方が勝っており、此方は相当風化が進行しており地表は荒れ放題の様相で、土塁跡は窺われるが、土が流失してほとんど曖昧な地形と化している。見通しはある程度利くので歩き回って全体像から地形を把握する事になるが、概念図に描いたまでが個人的に地形から読み取った形状である。便宜上の主郭は忠魂碑が建立されている事もあって、郭跡に限れば西山上郭とは比較にならない良い状態にあるが、周囲は徐々に藪化も進行している。此方は郭周囲に空堀土塁が巡らされており、南側には二箇所仕切り土塁の様な形で上り虎口(推察)を見て取る事が出来た。現状(一月)空堀は堆積物などによって深さが随分失われているので、特別見応えがある訳ではないが、数百年の時を経た事を考えれば、判別可能な状態にあるだけましだとも思える(最初から深さは余りなかったのかも知れないが、、)。尚、主郭東端の空堀土塁先端部分から先は、道路造成工事による切岸処理などで本来の姿は予測出来ず、当然当時の縄張りは謎のままとなる。

9minami_nobori_koguti_karabori_1 上り虎口と空堀見所

19_higasi_hasikarabori 東端の空堀見所

15_shukaku 主郭(東郭)内

24_kyodai_karabori_1 巨大空堀(自然地形)

27_sanjyoukaku_dorui 西郭の土塁跡

33_sanjyou_kaku_1 西郭群

城跡を個人的に評価すれば、主郭(東郭)の方は状態も良く、郭形態も非常に分かり易いので充分お薦めは出来るが、西郭は興味のある方だけが覗けばそれでよいのではないだろうか。有岡若宮城と併せた同日訪問とするならば、非常に効率よく見て回れそうには思えた。

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