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2010年2月 6日 (土)

富田愛宕山城跡(京都府船井郡)

城跡は京都府船井郡京丹波町富田にあって、宇津木寺西背後にほぼ単独で聳える愛宕山と呼ばれる山上に位置しており、山頂には愛宕神社の社殿が建立されている。城史に関しての詳細は不明

城跡を訪ねるには、既にリポート掲載を終えた豊田城と同じルートで向えばよいが、京阪神からでは国道9号あるいは国道173号を北上すればよい。京都縦貫道を利用したなら「丹波」ICが最寄の乗降口となるが、須知の信号を過ぎれば豊田付近で一般道446号へ右折、後はルート図の如く登山口となる「宇津木寺」を目指せば難なく到達出来るものとは思われる。寺院の本堂傍の観音堂には愛宕山登山口の道標もあるので、一部が遊歩道となっている上り易い登山道に従って上れば、10分程度で山上には辿り着けるだろう。

1_1 登城ルート

5 8 登山口

1_2 城跡概念図

現状(12月)城跡は社殿のある付近だけはそれなりに整備されているが、他は倒木や長年の風化によって地表は荒れ放題と化している。幸い冬季である事から下草もなく、樹木も枯れているので見通しも利き、少ない遺構群ではあるが、ほぼ判別確認可能な状態となっている。数少ない遺構の中で確認出来たものは主郭周囲と北郭に巡らされた高低差の失われた土塁、もちろん切岸は風化が激しい中でも外見から充分見て取る事が可能であり、縦堀としては一箇所だけそれと分かるものを窺う事が出来た。広大な規模を誇る主郭内部は、社殿の建つマウンド地形を最高所として、輪郭の様に僅かな高低差で四方に広がっているのだけは確認可能であるが、この地表風化の激しさでは中々地形からその郭境を読み取るのは難しい状況にある。個人的には社殿付近を除けば、ほぼ当時のままで現在に至ったものの様にも見受けられ、遺構はほぼ完存であるものとみたが推察の域は出ない。

11_tyuufuku_kaku 東中腹郭

17_yasiro_haigo_1 主郭

13_higasi_heki 東郭切岸

20_dorui_2 20_dorui_4 土塁跡見所

個人的に城跡を評価すれば、非常に大味な城跡なので縄張り妙味、あるいは技巧が施された遺構には全く期待出来ないが、山上までは上り易い登山道がある事、比較的見学し易い事、縄張りは手付かずでもあり、ほぼ当時のままとも窺えた事などから、一般城跡ファンあるいは軽い山登りを楽しまれる方にはうってつけの山城とみた。尚、見応えのある遺構の期待を捨ててかかれば、山城ファンにも充分お薦め出来る様には思われたが、、。

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