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2010年2月27日 (土)

鶴首山城跡(京都府南丹市)

城跡は京都府南丹市八木町八木にあって、内藤氏の居城でもある、八木城の山上本郭から遠く北方に向いて突き出した尾根先端部に位置している。城史に関しては皆無に近いが、木城巨大城塞群の一角としてみれば、その北部を監視する砦という事になるのかもしれない(推察)。

城跡へ京阪神から向う場合は、京都縦貫自動車道「八木東」ICが最寄の乗降口、国道9号を利用したなら、国道沿いにある巨大な南丹病院を過ぎて、ルート図の如く進行すれば難なく付近までは到達出来よう。城跡への進入口は概念図に示した道路沿いの稲荷神社(画像に注目)からで、その背後は崖状急斜面となっているので、図の如く背後から左側へ斜行しながら僅かな踏み跡を辿って上れば、5分程度で便宜上の南郭付近には到達出来るものと思われる。

1_1_2 登城ルート

7 進入口

1_2_2 城跡概念図

現状(12月)城跡は、主郭を除けば部分的に植林地となっているので、ある程度見通しは利き、南北尾根上を自然に任せて削平して築かれた郭跡、方形状の土塁壇空堀地形、縦堀に繋がる堀切地形などの遺構は、地表風化は激しいが想像を働かせれば何とか判別出来そうには思えた。ただ堀切、空堀などは明確に判別可能な状態にはないので、個人的に必然性も含めて概念図中では堀切地形としたが、これらは見学者個人の判断に委ねればよいものと感じられた。主郭北側には現状低い高低差で切岸の曖昧な郭群が設けられているが、一部に明確な切岸跡が窺える事からも、本来は切岸処理がなされていたようには窺われたのだが、、。

10_minami_kaku 南郭

12_dorui_dan_1 土塁壇見所

11_horikiri 南堀切地形

14_1 主郭虎口見所

15_shukaku_1 主郭内の巨岩見所

17_kita_rinkaku_gun_1 北段郭群

この城跡の形態(概念図参考)からも、見応えのある遺構には巡り合うことが出来なかったが、主郭南側には門石の代用とも思える自然岩を利用した虎口跡、あるいは土塁の代用とも思える巨岩が侵入者を威圧しており、山城の風情は充分醸し出している。城跡を個人的に評価したなら、直線的なその形態には縄張り妙味は感じられず、見るべき城跡遺構も数少ないのだが、自然風化に任せたまま、ほぼ当時のままの完存とも見受けられた城跡遺構の価値、同時に訪問し易いお手軽感も含めれば、充分お勧め出来る城跡の様には目に映った。

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