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2010年2月14日 (日)

請田城跡(京都府亀岡市)

城跡は京都府亀岡市保津町保津山にあって、保津川沿いに建つ「請田神社」の直ぐ北背後に聳える、標高250mの山頂に位置している。城史に関しての詳細は不明であるが、登山口となる神社敷地(画像に注目)には思いもよらず、「請田砦登山口」の案内道標が設置されていた事からも、この保津町においては保津城と同様に、充分名の知れた山城なのかも分からない。訪問結果としては保津城と同じレベルにはないが、比較的状態が良く、移動距離が少なくて済む事、山上までは一部山道(鉄塔巡視道か?)を利用して迷わず上れる事から、まだ未訪の方には保津城と併せた同日訪問を是非お薦めしたいのである。次でリポート掲載を予定している保津谷川城と併せても、保津山三城の全てを堪能出来るものとは感じられた。

1_1_3 登城ルート

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請田神社

12_tozanguti_1

登山口

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城跡概念図

城跡へは既にリポート掲載を終えた保津城と同様に、国道9号から保津橋を渡るルートで赴けばよいが、橋を渡ればルート図の如く直ぐに右折、後は道路に任せて保津川沿いに進行すればよい。ただ現在はルート図中に記した様に、途中から落石の危険性がある為に、車両は通行禁止となっているので、民家付近の路肩スペースに車は停めて、請田(ウケダ)神社まではハイキング気分で歩く事は余儀なくされる(約15分)。神社から山上までは途中の鉄塔までは上り易い山道があるが、そこからは踏み跡程度の斜面を上る事になる(登山口から15分程度)。

20_one_kaku_1_3 尾根南郭

24_naka_kaku 中郭

22_karahori_3 中郭東空堀見所

30_shukaku_1 主郭内

32_dobasi_horikiri 土橋付き堀切見所

現状(一月)城跡は相当な藪化を覚悟して臨んだが、郭移動もし易く、ある程度見通しが利く状態にあるので、山上における遺構は郭跡を除けば、空堀、土塁跡、土橋付き堀切といった具合に、ほぼ判別確認可能な状況にある。山上郭群には高低差が余り無い事から、切岸の醍醐味には余り触れる事は出来ないが、険峻極まりない山頂に位置する城跡は、この様相も加味すれば、規模は小さいが正しくこれぞ山城と呼ぶに相応しくも感じられたのである。 と同時に、風化されるがままの手付かずの遺構群は、史跡としても非常に価値の高いものの様には目に映った。ただ付け加えれば、遺構そのものに見応えは余り感じられないので、立地環境を含めた中世山城の風情を是非感じて楽しんで頂きたいのである。

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コメント

丹波の渡辺です。いつも、興味深く拝見させて頂いております。保津地区は、亀岡でも珍しく地区全体で遺跡・遺構の整備を行っているようです。また、これらをまとめた冊子も発行しています。請田砦ですが、主郭から北へ延びる尾根を伝って行くと、保津城に行き当たります。また、途中には、古墳が一部露出しています。多分、二つの城址は、連携していたと思います。それか、藤木氏の言う農民の逃げ込み曲輪か。そんなところでは、ないでしょうか。

TAKUさんこんにちわ
請田城(砦)に登山口の案内板が出来た事にはちょっと驚きました。何人が登るのでしょうか?私が行った時に比べてもさほど山を整備した様子もないようですが。さて昨日「丹波霧の里」の天々さんの案内で氷上の向山連山を登りました。目的の一つ目は連山中の「四の山(天ヶ嶽)」の城の確認ですが、結果として城跡と判断しました、堀切一条と切岸(腰廓)のある郭群を確認しました。何よりの驚いたのは、黒井城がその山上の人の動きも分かるぐらいのロケーションですまた、足元には朝日城も見ることが出来た事です。目的の2番目は、水別れ公園奥の「石生の西河原の城」の確認です、幅4~6mの細い尾根を十数段(4~10m)段築を築き一番奥に二堀切がありましたが、その奥に策平地ある一寸奇妙な、他に類例が無いようなものでした。向山連山の南には同じく天々の情報で確認しました譲葉山の陣城遺構(土塁囲み陣城2か所と堀切のある城一ヶ所)があり、こちらは明智関係かと思われますが、向山四の山は単純にはそういかないかと思いました。

TAKUです、今日はショウカンさんの絶妙なタイミングのコメントに、驚きと共に恐るべき意識のシンクロ的なものを感じてしまいました。と言うのは、先ほど丹波周辺の山城巡りから帰って来た所なのですが、コメントの中にあった水分かれ公園奥に位置する山城は、私自身がこの公園を丹波の山城巡りで何度も休憩所、あるいは昼食の場として利用している事もあり、今日は時間が少し空いたので、一度展望所付近まで足を延ばしてみようかと思っていた時に、中腹の休憩所で古城跡の案内看板を偶然にも見つけてしまったのです。もちろん看板には城跡呼称も記載されておらず、直ぐに遺構確認の為に上ってみたのは言うまでもありませんが、、、
結果的にこの山城は、ショウカンさんも感じられたように、私の今までの山城巡りの中では、常識を覆すほどの形態でもあり、この素晴らしい状態の良い遺構群には、多くの感動をもらって下山しました。今まで個人的にこの公園を何度も利用しながら、本当の灯台下暗しとはこの事のようです。
今日の滅多にあると思えない偶然は、ショウカンさんのタイムリーなコメントと同様に、この山城にも不思議な縁を感じる次第です。城跡呼称も、お蔭でコメント中にある西河原城と判明し、確認の手間も省けたので非常に助かりました。
この山城のリポートは少し遅れるかも分かりませんが、情報の鮮度が落ちない程度で掲載するつもりではおります。
ひょっとすれば、これから山城巡りを続けていれば、偶然どこかの訪れた城山で、お目にかかる時が来るのかもわかりませんね。
コメント中にありましたが、黒井城の人気がそれほとは思いもよりませんでした、城跡に興味を抱かれているファンの方も、最近では女性が増えていると言う事なので、ブログで山城情報を発信している自分としては非常に嬉しい思いです。この城跡の様に限りなく無名に近い山城も、早くメジャーの仲間入りをして欲しいとは何時も思っております。

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