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2010年2月23日 (火)

京北 宮城跡(京都市右京区)

城跡は京都市右京区京北宮町にあって、京都市内にありながらも、遠く北の山間部まで車を走らさなければならない。市内から向う前提であれば、周山街道と呼ばれる国道162号を経由して、周山城のある周山町で国道477号へ針路変更すればよいが、そこから更に国道に任せて東へ向う。以前中江城をリポートした事があるが、その城山を右手に見て更に国道に任せて進行すれば、京北下黒田町から宮町に入る境にトンネルが見えてくるが、そのトンネルを境にして南北丘陵上に城跡が形成されているのが宮城跡である。城史に関しての詳細は不明

1_1 登城ルート

9 登山口

1_2 城跡概念図

登山口となるのはトンネル直ぐ手前に設置された「京都一周トレイル」の標柱(画像と概念図に注目)からで、ここから左上に直ぐ望める小さな砂防ダムを通過して、大堀切(当時のものとすれば最大見所、当時の切り通しか?)まで上ればよい。ここから北に向う稲荷神社参拝登山道に任せれば、本郭までは迷わず到達出来る筈である、南城へは、これも山道が繋がっているので迷わず尾根上までは到達出来るが、概念図に示した付近(山道沿いとその斜面)には、当時のものとも思える石垣跡(土留め石)が部分的に残っているので決して見逃してはならない。この石垣跡が当時のものかどうかは、素人目では非常に判別は難しいが、個人的には事前に石垣跡が残っているという外部情報(京都府で既に調査済みらしい)を得た事、あるいは比較的小さな川原石で構築(野面積み)されている事もあって、近世の治山事業によるものとは考え難いので、間違いなく当時のものと思えたが、、、。

17_tyuuou_horikiri_4 大堀切見所

25_minami_kaku_2 南郭

31_dobasi 中央の尾根上

35_tatehori 中央縦堀見所

37_nakaku 中郭

42_nisikaku1_1 北城山上郭群

形態としては、大堀切(トンネル上付近)を境にして北側の丘陵が北城、南側丘陵上には百m以上はあると思われる広大な削平地のみを南城とした、一城別郭とも考えられる比較的城域の広い山城ということになろうか。ここでは少し縄張りが複雑に思えた事から北城を本城と考えたが、議論に及ぶまでの事ではないだろう。まず北城は、現状(一月)城跡が神社敷地となっている事もあって、見通しはある程度利き、ほぼ全域に渡って見学し易く遺構も判別し易く、縄張りも掴み易い状態にある。古い形態の山城とみえて特別技巧が施された部分は御目にかかれなかったが、中央の尾根幅の狭い箇所(土橋状)に施された、自然地形を取り込んだ縦堀が一番目に留まった部分ではある。

20_minamijyou_isi_2 南城斜面の石垣跡見所

47_minami_jyou_3 南城郭内

便宜上の北城南郭に関しては、近世において明らかに造成拡張された形跡が窺えたので、当時の形状は見た者の想像に委ねられるが、社殿の建つ中郭は郭跡地の転用とみてよいものとは思われた。南城は先に触れた様にほぼフラットな空間が連続するだけのものであり、実際に歩き回って規模を体感する程度にはなるが、郭中央付近の南側には当時のものとも思える虎口跡(少し空堀状)が窺えたので参考までに、、、。城跡を個人的に評価すれば、遺構が完存に近いものではないが、見学し易い状態にあるので山城の風情は充分味わえる事、5分程度で到達可能なお手軽感も含めれば、充分お薦め出来る城跡という事にはなるだろう。

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