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2010年1月19日 (火)

姫城跡(京都府綾部市)

城跡は京都府綾部市中筋町阿古谷にあって、八田川の西側に位置する丘陵先端部分にある。既に昨年リポート掲載を終えた大槻氏の居城でもある高城(あるいは高城城)は、ここから東に聳える山の山上にあり、そこを頂点として四方に広がる枝尾根上には、数多くの砦跡が点在しており、未だに現存(まだ未訪)している模様。当時その支城とも伝わるこの城跡は、家臣あるいは大槻一族の一人とも見受けられる、赤松左近の居城を唯一伝えているが、現状詳細は不明

城跡へ訪れる為に利用する国道27号までの道程は割愛させて頂くが、「淵垣」で市道484号へ針路変更後そのまま北上すればよい、城跡周辺に目印となる建物も見当たらない事からも、城跡への進入口は「舞鶴若狭自動車道」が目に留まる手前付近にある、道路沿いの小さな給水ポンプ所(画像に注目)を目印にして頂くより他はない。付近には充分な駐車スペースはあるが、そこから既に西側に望める低丘陵がそれであり、橋を渡れば概念図を参考にして入山出来そうな林に進入、その竹林地斜面を一気に上り切れば、直ぐにでも東堀切あるいは規模の大きい東郭が迎えてくれる筈である。(道路沿いのポンプ施設からは10分内

1_3 登城ルート

5_2 城跡進入路

1_2_2 城跡概念図

8_sanjyou_e 山上東郭壁

10_higasi_horikiri 東堀切見所

12_higasi_kaku3_1 状態の良い東郭

22_shukaku 主郭内

23_shukaku_dorui_3 主郭土塁見所

25_nisi_daihorikiri_2 西大堀切見所

26_shukaku_heki 主郭西堀切壁

現状(12月)城跡は、山城としては木々が密生していない事、あるいはある程度見通しは利く事からも、比較的見学し易く見て回りやすい状態(良い状態とは言い難いので史跡見学者には少しきつい)にあり、概念図中に示した二本の堀切主郭背後を囲む土塁(高さはないが分厚い)など、少ない遺構ではあるが全て判別可能な状況にある。縄張りプランが直線的で単純である為に、技巧を有した複雑な遺構は見当たらなかったが、東西に刻まれた堀切の中、東側に刻まれたものは大土塁を伴い、西側に刻まれたものは切岸が充分な高低差を伴う(10m近い)ものでもあり、非常に見応えは感じられた。

城跡に縄張り妙味は感じられなかったが、砦規模では終わっていない事、あるいはほぼ存とも言える遺構残存度の高さ、更にお手軽感も含めれば、当然お薦め出来るレベルにある城跡と目に映ったが、個人的にもこの二本の堀切見学の為だけに訪れても、決して悔いは残らない様にも思えたのである。

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