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2010年1月16日 (土)

北谷城跡(京都府綾部市)

城跡は京都府綾部市淵垣町北谷にあって、綾部工業団地を背後にした低山山上に位置しているが、城史に関しての情報は皆無に近く、詳細は不明でもある。

城跡へ京阪神側から向う場合、舞鶴若狭自動車道を利用してもよいし、国道27号を北上してもよいが、スタート地点によっては色んなルートが考えられるので、ここでは割愛させて頂く。国道27号で淵垣町に入れば、交差点「綾部工業団地」で左折針路変更、後はルート図の赤線を辿って「本田味噌工場」を目指せば分かりやすいだろう。味噌工場横を通過するまでには、左手に赤い鳥居(画像に注目)が目に留まるはずであるが、ここからが参拝道を利用しての登城開始地点となる。尚、付近に駐車スペースは充分あるので、車の駐車に心配はないとは思われるが、ここから大土塁を背にした稲荷神社までは、5分内で辿り着けるはずである。

1_1_2 登城ルート

4 登城口

1_2_3 城跡概念図

9_kita_horikiri

北堀切見所

23_minami_kaku 南出郭内

22_yasiro_kaku_1 社殿

18minami_karahori 空堀と大土塁見所

20_karahori_dobasi 空堀土橋見所

13_shukaku_dorui_1 主郭土塁見所

7_shukaku_heki 主郭西切岸斜面

現状(12月)城跡は、社殿の建立された小規模な郭転用地を除けば、相当藪化は進行しており、便宜上の規模の大きい南出郭は矢竹密生地でもあり、内部を覗く事は非常に困難、当然踏破は無理な状態にあるが、社殿背後の土塁及び空堀から北側を目指せば、低草木は蔓延ってはいるが、ある程度見通しが利くので、それなりに地形から縄張りを把握する事も、歩き回って遺構の判別確認も可能な状況にある。目に留まった遺構は概念図に示した主郭北側を断つ堀切、主郭三方に巡らされた土塁、先に触れた土橋を伴う空堀、社殿背後の大土といった事になるが、これらは全て城跡における見所でもあり、歩き回れば当然目に留まる遺構群でもあるので、決して見逃してはならない。

非常にコンパクトにまとまった城跡なので、あっと言う間に見学も終えてしまうのだが、山上に遺された土塁で囲まれた方形に近い郭跡は、この地方にあっては中々珍しいものとも思えた(主郭の背後だけに備わる土塁が圧倒的に多い)事、小規模ではあるが要所に見所箇所がある事、山上までは参拝道で上れる事などから、取り合えず訪問をお勧め出来そうには思えた。これで土塁で囲まれた主郭内部の状態さえ良ければ、推奨に値する城跡と言うことにもなるのだが、この荒れ放題の様相では、とても是非お薦めとまでは言えないのが現状でもある。

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京都(綾部)の山城」カテゴリの記事

コメント

takuさん
今回の遠征でここも印象に残りましたので投稿します。
お陰様でアクセスはわかりやすく迷いませんでした。
祠ある所から荒れた北側から城郭に入るわけですが、三方を土塁で囲む城郭はこの地域珍しく印象に残りました。

ただ荒れ放題なのでこのままだと自然風化で消滅が心配になりました。

未訪問の城址まだまだあるのですが
日程的に綾部市を訪問するのはこれが最後になると思います。感謝の気持ちで一杯です。
自身の備忘メモを振り返っているのですが過去62綾部市の城址訪問しておりました。私の判断基準で印象深い城址は下記です。takuさんご記憶も多々あると思います。訪問順です。

佃、位田、甲ヶ峯、片山、茗荷谷、一尾、小西、小畑、物部、天王山、浅根山、東野、館、仏南寺、段山、将監、甲ヶ岳、いしはら、折山、弓削、上林、積場、有明若宮、高槻、北谷、梨子ヶ谷、高倉山
です。
綾部市ありがとうの気持ち一杯です。
そして沢山の感動のtakuさんありがとうございます。
昨日は南丹市を訪問しましたので別投稿します。

そうですか、、、綾部の城跡は平城を除けば70城前後はあると思いますが、どうやらそのほとんどを制覇されたようですね。私も残り僅かがまだ未踏に終わっておりますが、何れ訪れるつもりです。
三方を土塁で囲まれたこの城跡もそうですが、綾部の城跡は個人的には意外によく記憶に残っております。縄張りに個性的な城跡が多いせいもあるのでしょうが、藪城が多く苦労して上ったせいなのかも分かりません、、、
それにしても二回訪れた位田城だけは無念の思いです、状態の比較的良かった数十年前、タイミングよく訪れた方の情報によれば、上城から下城までは充分移動出来、その斜面では畝状空堀が拝めたそうです。
ヒデさんが印象深い城と挙げられたものは、私にとっても同様なのですが、素晴らしい畝状空堀と土塁の拝める、日置谷城を恐らく忘れられておられるのではないでしょうか、、、nnn残念!
これでヒデさんも心置きなく転勤出来るのではないでしょうか。(笑)
南丹市も多くの山城が築かれた地域ですが、八木城や周山城、須知城などの遺構の見応えや、山城としての佇まいは、抜きん出ているように感じられます。個人的にはまだ数城未訪となっておりますが、訪れるのはまだまだ先になると思います。

takuさん
ありがとうございます。
日置谷城ですが、今年の3月に訪問トライしたのですがxx寺の横の開閉フェンスが絶対開けられないような形で頑丈に針金でぐるぐる巻きにされており、なくなく断念しました。他に抜けるルートを探したのですが、見つかりませんでした。

逃げた魚は大きいの気持ちです。泣く泣く退散した次第です。
でもそれ以外にも沢山の感動がありました。

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