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2010年1月 4日 (月)

天神ノ尾城跡(兵庫県三田市)

城跡は兵庫県三田市大原にあって、既にリポート掲載を終えた大原城からみれば、ほぼ真北側の丘陵先端に位置しているが、城史に関しての詳細は不明である。

城跡へは大原城を起点とすれば分かり易いが、ルート図に示した様に大歳神社」の背後が城となっているので、国道176号を走り、神社を目指せば自ずと城跡へ辿り着く事が出来るはずである。大原城傍の国道沿いにあるパチンコ店を過ぎれば北四筋目を右折、この道は大歳神社の参拝道ともなっており、道標もあることから直ぐ確認は出来よう。神社には車止め付近に車二台程度(画像に注目)の駐車スペースはあるので、ここで車を降り、神社背後からそのまま上れば、直ぐにでも郭跡へは到達可能である(南側の民家付近からも分かり易い登城口はある)。

1_1_4 登城ルート

6_2 城跡進入口

1_2_2 城跡概念図

10_karahori_dorui_1 10_karahori_dorui_3 空堀土塁見所

12_kaku_211_shukaku_heki 主郭内部

15_obi 帯郭

20_higasi_heki_1 西側切岸

現状、ほぼ単郭とみてよいと思われる主郭内は、地表風化が激しく分かり辛いが、郭段差(切岸)は僅かに窺われるだけの、ほぼ三区画から形成されている様にも窺われ、その一番高い場所には、櫓台と呼ぶに相応しい土塁壇が背後に土塁を伴い備わっている。更にその背後には随分埋もれてはいるが、明確に空堀跡は窺う事が可能となっている。ここから更に北東側へ足を延ばせば、藪化は相当深刻化しているが、踏み跡程度の山道から覗けば、丘陵の緩い斜面上には広大な削平地が延々と繋がっているのが分かる。この城跡の城域は相当広く、先ほどの空堀で分断された便宜上の主郭は、この規模の大きい城跡からみれば出郭の様にしか目には映らないものでもある。自作概念図には一番城跡として判別し易い郭跡及び遺構を示しただけのものであるが、縄張りは当然北東側の広大な尾根上も取り込んだものとも推察された。

尚、ルート図中に示した千ヶ坂城は、大原城から民家を経て東に延びる丘陵上に位置しており、青原寺」から僅かな踏み跡を辿れば(赤線ルート)直ぐにでも郭跡へは到達出来よう。現状城跡は藪化は進行中ではあるが、削平の行き届いた広大な郭跡を歩き廻って体感する事は可能な状況でもあり、丘陵上は平坦地が広がるだけではあるが、僅かな土塁地形(土塁と断言はし難い)から城跡を感じる取る事は可能ではある。個人的には寺院北背後周辺の別丘陵上まで足を延ばしたが、こちら側にも削平地と窺われる地形、あるいは規模の大きい空堀地形(当時のものかどうかは判別不能)は窺う事が出来た。ただここまで農作地及び民家が直ぐ傍まで迫っている事を考えれば、当時の状態はほぼ見学者の想像に委ねられるのが現実ではあろう。見学に関して本命となるのは当然、遺構の判別し易い概念図に示した郭群と言うことにはなろうが、大原城も含めたこの大原城塞群は中々規模は大きく、自ずと当時の城主の勢力も窺われそうには思われた。ちなみにこの天神ノ尾城は、大原城の遺構残存状態の良さとは、残念ながら比べるレベルにはないので、、、念の為に。

Sen千ヶ坂城跡 Sen_1

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