桂城跡(広島県安芸高田市)
城跡は安芸高田市吉田町桂にあって桂氏の居城と伝わる。毛利氏直属の家臣(譜代)として代々重きを成し、中でも桂元澄は家老としてはもちろん、「厳島の戦い」においても最前線にあった桜尾城守将として活躍した事で名を馳せている。
城跡へは中国自動車道「千代田」あるいは「三次」ICが最寄の乗降口、どちらで下りても国道54号より向う事になるが、国道沿いには大きな標識「桂城」が掲げられているので確認さえすれば、直ぐ傍にある登山口には道標も設置されているので容易く山上主郭までは辿り着ける(10分程度)。車はバス停傍の空きスペースに路駐するしかない
現状(四月)城跡は藪化していない事からも見通しも利き、比較的見学し易く見て回りやすい状態にある。形態としては独立した東西に長く連なる低山の両最高所に主郭(西は恐らく出郭としての機能)が配されており、尾根中間到達地点の削平地より長い移動尾根を上り切った堀切より東側が主郭にあたるものと見受けられる。規模は主郭のある東郭群の方が圧倒的に大きく、見応えのある堀切を挟んで主要三郭から形成されているが、縄張り妙味に関しては西郭(出郭)群の方が大型土塁、付随する横堀、縦堀などが備わる様に見所も多く、相当な見応えを感じる事が出来た。案内板縄張り図における全てを踏破した訳ではない(東出郭群は未踏)が、外見から城山を判断するより遥かに起伏に富んだ形態は山城としての醍醐味も感じる事が出来、前述の東西に渡る遺構群と共に充分過ぎるほど堪能させてもらった。未踏箇所を含めなくとも規模の大きさは体感する事が出来たし、個人的には余り期待もせず訪れた事もあって非常に嬉しい誤算となった。登山口からの所要時間、山城としての醍醐味、見学のし易さあるいは状態の良さを考慮すれば、自ずとお薦め出来る城跡と言えるのではないだろうか。
尚、江の川を挟んで直ぐ東側に位置する鈴尾城跡は、毛利氏譜代筆頭家臣の居城でもあり元就誕生伝説地でもある事からも、当然今回の山城巡りの一環としてチョイスしており、その現況リポートは次で掲載の予定




















































































