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2009年12月28日 (月)

阿賀城跡(広島県安芸高田市)

城跡は広島県安芸高田市八千代町下根にあって、標高484mの山頂に位置している。城史に関しての概略は「現地案内紙、、」をクリックの事

城跡へは国道54号を利用して向えばよいが、最寄の高速道路は中国自動車道が「三次」IC、山陽自動車道が「広島」ICとなるので、そのほぼ中間に位置する城山へのアクセスは多少中途半端ではある。その国道沿いには「阿賀城登山口」の道標も設置されているので、登山口は直ぐ目に留まるはずである。南北二箇所の登山口のどちらを選択しても所要時間は大して変わらないと思えるが、遺構見学においてはどちらから上っても、南北へ縦断した方が険峻さを含めた山城の全てを味わえるものとみた。個人的には北登山口から上って南登山口へ下山したが、山頂までは少し休憩を挟み、ゆっくり上って50分程度は要した。尚、駐車場は国道沿いのバス停「下根宮ノ上」傍の集落センターを利用すればよいものと思われるが、北登山口から数100m南に位置する南登山口も、駐車場として集会所の利用が可能となっている。ちなみに南からの方が若干上り易そうには思えたが、、。

1 登城ルート

2_4 現地案内紙より城史概略

1_2 現地登山道案内図

1_1 現地案内板

現状(12月)城跡は整備保全が行き届いており、非常に見学し易く、山上郭群における全ての遺構は判別可能なとても良い状態にある。山上から覗く下界の景色(西側のみ)も、車の駐車場までも見通せる状況でもあり、抜群のロケーションを誇っている。多少置かれた環境は変わっても、当時の人達と同じ景色を山上から眺めているのかと思えば、非常に感慨深いものがあり、山上に佇むだけで充分ロマンに浸れそうとも思えた。城跡の形態はほぼ概念図に示した通りと思って頂ければ良いが、これだけ高所(比高200m)にある山城にしては意外に規模は大きいもので、外見上インパクトのある遺構は目に留まらなかったが、土塁跡、未だ良好な切岸が充分見学者の目を楽しませてくれている。その中にあって、案内板縄張り図に記された井戸跡とされるものは、過去に最高所に位置する土塁上に井戸が築かれた前例がない事もあって、個人的にはどうしても根こそぎ跡にしか見受けられなかったのだが、既に発掘調査を終えて井戸跡として判明したものかも知れない、、、? 尚、南側急斜面を下りれば、谷筋を土塁で守備した郭跡(番所か?)が現存しているので決して見逃してはならない。

1_3 城跡概念図

15_umaarai_1 馬洗い淵

23_higasikaku_dorui_2 東郭土塁見所

29_minami_gawa 南郭側

32_shukaku_3 36_4 主郭内

34_kita2_yori1_1 北郭1より主郭切岸見所

35_kita2 北郭2より北郭1切岸

40_dorui_1 南登山道沿いの土塁付き郭跡見所

城跡の評価としては、遺構残存度が抜群に高い事、山上まで登山道で迷わず上れる事、当時に思いを馳せる事が充分可能なほど整備されている事などからも、史跡ファン、城跡ファン、更にトレッキングファンにも、間違いなくお薦めできそうには思えた。もちろん山城ファンにもお薦めしたい事は言うまでも無いが、、。

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